“volunteer(ボランティア)” の本当の意味

“All good” ってどんな意味?どう使う?
「頭がいい、賢い」は英語で? intelligent, smart, clever, wise の違い
「〜したほうがいいよ」と伝える “should” 以外のやわらかい表現

スポンサーリンク

「ボランティア」は日本でもよく知られた言葉ですよね。

「ボランティア」は英語でもそのまま、”volunteer” です。

ただ、日本語の「ボランティア」のイメージと、英語の “volunteer” ではちょっとした違いがあるんです。

「ボランティア」の意味は「無償労働」?

日本で「ボランティア」が広く認知され始めたのは阪神・淡路大震災ぐらいからという話をどこかで聞いたことがありますが「ボランティア」と言えば、地震などの自然災害の「復興ボランティア」を思い浮かべる人も多いと思います。

また最近では、東京オリンピックを来年に控え、大会ボランティアも話題になりましたよね。

その中には、拘束時間が長いにもかかわらず無償であるという点がクローズアップされがちなので「ボランティア」とは「無償労働」「無償で働く人」という意味だと思っている人もいるかもしれません。

ただ、英語の “volunteer” の一番大事な意味は「無償で働くこと」ではないんです。

“volunteer” の本当の意味

では、英語の “volunteer” の意味は、英英辞書には何と書いてあるのでしょうか?Cambridge Dictionaryには、こんなふうに書いてあります↓

[noun] a person who does something, especially helping other people, willingly and without being forced or paid to do it

[verb] to offer to do something that you do not have to do, often without having been asked to do it and/or without expecting payment

名詞と動詞、両方の意味があるんですね。”without being paid”、”without expecting payment” とあるので「お金が支払われずに=無償で」というイメージは間違っていません。

スポンサーリンク

でも、一番大事なのはそこではないんです。

“volunteer” の一番のポイントは “willingly“、”without being forced” です。

つまり、人から強制されてやるのではなく、自分から「やりますよ、やってもいいですよ」と申し出たり、そうして実際にやる人を “volunteer” と言うんですね。

形容詞の “voluntary” は「自発的な」、そして副詞の “voluntarily” が「自発的に」を表すことからも、”volunteer” が自発性にポイントがあることがわかると思います。

IVD 2012 (International Volunteer Day)

「有志」という意味もある “volunteer”

日本語の「ボランティア」は「復興ボランティア」や「オリンピックボランティア」のように、何か大きな災害・イベントがあったら行うことや、社会奉仕活動のイメージがあると思いますが、英語の “volunteer” はもっと日常的に使われる単語です。

例えば学校の先生が生徒たちに、

  • I need a volunteer to help me.
  • Any volunteers?

と言ったら「誰かやってくれる人ー?」というニュアンスになります。”volunteer” は「有志」や「自ら手を挙げて(進んで)〜する人」の意味で使われるんですね。

また他には、学校行事には保護者のお手伝いが必要なことも多かったりするので、そんな場合には、

  • We need lots of volunteers to help run the stalls.
    露店(屋台)を手伝ってくれるたくさんの有志が必要です
  • We need volunteers to help at the bazaar.
    バザーのお手伝ってくれる有志が必要です

みたいなお知らせが来たりします。

スポンサーリンク

そして、動詞の “volunteer” もボランティア活動に限らず「私がやりますよと申し出る」という意味で普段の生活の中で使われます。例えば、

  • No one wanted to do it, so I volunteered (for it).
    それを誰もやりたがらなかったので、私が手を挙げました
  • I volunteered to do the dishes after dinner.
    私は夕食後、お皿洗いを買って出ました
  • I volunteered to help with a school event.
    私は学校行事のお手伝いを申し出ました

みたいな感じですね。さらに、”volunteer one’s time” で「(自ら進んで)自分の時間を割く、提供する」という意味でも使われます。

  • Thank you for volunteering your time to help out at the event.
    イベントのお手伝いに時間を割いてくれてありがとう

「ボランティア」を意味する “volunteer”

“volunteer” は日本語の「ボランティア」の意味でも使われます。人を指す「ボランティア」と「ボランティアをする」という意味ですね。

例えば、

  • I’ve applied to become a volunteer in Tokyo at the 2020 Olympics.
    東京オリンピックのボランティアに申し込みました
  • I applied to volunteer at the Tokyo Olympics.
    東京オリンピックのボランティアに申し込みました
  • He volunteers at a nursing home.
    彼は老人ホームでボランティアをしています

みたいな感じですね。これらも「自発性」がもとになっているのを意識してくださいね。また、形容詞のように後ろに名詞がくることもあります。

  • I do volunteer work for a non-profit organization (NGO).
    NGOでボランティア活動をしています
  • We’re looking for volunteer workers.
    ボランティアワーカーを探しています

ニュージーランドでもボランティアをしている人は多く、大きなイベントだけでなく、スポーツの試合の審判やチャイルドケア、地域の集まりでのお茶の準備、犬の散歩などいろいろあるので、ボランティアを募集するウェブサイトも充実しています。

“volunteer” の発音にも注意

日本語の「ボランティア」は社会的な奉仕活動を限定して言うことが多いですが、英語の “volunteer” はそんな枠にとらわれない自主的な活動にも使われることを覚えておいてくださいね。

また、日本語との違いと言えば、”volunteer” は発音にも注意が必要です。

日本語で「ボランティア」と言う場合には「ラ」の部分が少し強くなりますが、英語の “volunteer” は /ˌvɒlənˈtɪə/ のように「ティ」にアクセントがあるので注意してくださいね。

■誤解しがちな “be willing to 〜” の意味はこちらで紹介しています↓

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

スポンサーリンク

COMMENTS