キッチンで使う「おたま、フライ返し、ヘラ、泡立て器」って英語で何て言うのでしょうか?こんな台所用品はまとめて、
- kitchen utensils
- cooking utensils
と呼ばれるのですが、個々の名前って必要にならないと意外と調べないですよね。
そこで今回は、意外と言えない「おたま、フライ返し、ヘラ、泡立て器」の英語の名前を紹介したいと思います!
「おたま」は英語で何て言う?
まずは「おたま」。スープなど汁物をすくう時に使う調理器具ですね。
私はずっと「おたま」と呼んでいましたが、正式名称は「お玉杓子」と言うらしく「玉杓子」とも言うらしいです。
そんな「おたま」を英語で言うと、
ladle
soup ladle
となります。ちなみに「おたま」は汁物がすくいやすいように、丸い部分と柄に角度がついていますよね。
それとはちょっと違う、下の写真の左から2つ目のような大きいスプーン型のものもお店で売られているのをよく見かけます。
これは似ているものの “ladle” とは言わずに、”solid spoon” や “cooking spoon” と呼ばれます。(”solid” には「穴・空洞がない」という意味があります)
また、この巨大スプーンには穴が空いたものもあって、”slotted spoon” と呼ばれています(上の写真の右から3番目)。”slot” とは「細長い穴」なので「(細長の)穴あきのスプーン」という意味になります。
“slotted spoon” は、汁気がある料理の中から具材だけを取り出すのに便利です。穴じゃくしみたいな役割ですね。
「フライ返し」は英語で何て言う?
上の写真の一番左にあるようなものを「フライ返し」と呼びますよね。これは英語で、
turner
spatula
fish slice
などと呼ばれています。「フライ返し」の「返し」がそのまま英語になったのが “turner” ですね。「ひっくり返すもの」というニュアンスです。
写真のものは穴が空いているので、これも同じく “slotted turner/spatula” と呼ばれることがあります。反対に、穴が空いていないものは “solid turner/spatula” です。
また「フライ返し」だけではなく「木べら」「シリコンのヘラ」も “spatula” です。日本語でも「スパチュラ」と言いますよね。材質によって、”silicone/wooden spatula” などと呼びますよ。
「泡立て器」は英語で何て言う?
では、最後は「泡立て器」です。
以下のような「泡立て器」は英語で何と言うのでしょうか?
日本語では「ホイッパー」と呼ぶこともありますよね。”whip” には「(卵白・クリーム)を素早くかき混ぜる」という意味もあるので「ホイップするもの=whipper」で通じそうですよね。
でも、私は英語で “whipper” と呼ばれているのを見たり聞いたりしたことはありません。辞書にも載っている「泡立て器」の一般的な呼び方は、
whisk
です。/wɪsk/ と発音します。”whisk” には名詞の「泡立て器」以外に動詞の意味もあって、
to mix liquid, eggs etc very quickly so that air is mixed in, using a fork or a whisk
(ロングマン現代英英辞典)
つまり「泡立てる」ですね。
ちょっと間違えやすいのが、”whisk” に “-er” をつけて “whisker” としてしまうと、全く別の意味になってしまうので要注意です。
“whiskers” で「ひげ」を表します。ほおの部分にあるヒゲや、猫の長いひげも “whiskers” です。
何でも “-er” をつけたらいいという訳ではないんですね…ちょっと面倒ですが、これはもう覚えるしかないですね。「泡立て器」は “whisk” です。
電動の「泡立て器」は英語で?
ちなみに「泡立て器」ですが、上の写真のように電気で動く「電動泡立て器」は英語で何と言うかというと、
hand mixer
と呼ばれます。
これは日本語でも「ハンドミキサー」と呼ぶので同じですね!ただ、発音は「ミキサー」ではなく /ˈmɪk.sər/ なのでご注意を。
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