今回は子育てに役立つ英語表現です。小さいお子さんをお持ちの方は、
- 今日は主人に子どもを預けてきました
- 子どもは母に預かってもらってます
- 保育園に子どもを預ける
- 子どもを預けられる人がいない
のように「子どもを預ける、預かってもらう」みたいに言う機会があると思います。
これ、どんなふうに表現していますか?
今回も、私がよく耳にする表現を紹介したいと思います!
“be with 〜”、”be at 〜” で表す「預ける」「預かってもらう」
私が周りのニュージーランド人のお母さんたちから一番よく耳にする表現が、これです↓
子ども+ be with 人
子ども+ be at 場所
「子どもを預ける」の直訳ではありませんが「〜と一緒にいる」「〜にいる」と表現することで、結果的に「〜に預ける」「〜に預かってもらう」というニュアンスになります。
- The kids are with my mum today.
今日は母に子どもを預けています - You didn’t bring along the little one? −He‘s with his grandma today.
「子ども連れて来なかったの?」「今日はおばあちゃんに預かってもらってるの」 - My son is at his grandparents’.
息子はおじいちゃん・おばあちゃんの家で預かってもらっています - My daughter is at daycare/creche/nursery today.
今日は娘を保育所に預けています
特に普段の会話では、こんなふうに “be with 〜” や “be at 〜” でシンプルに言うことが多いように感じます。
(「保育所」はイギリス英語で “creche” と呼ぶ人もいます)
“look after” で表す「預ける」「預かってもらう」
これも「預ける」と全く同じニュアンスではないですが「〜の面倒を見る」という意味の、
look after 〜
を使った表現もよく耳にします。例えば、
- My husband is looking after the kids today.
今日は夫が子どもの面倒を見ています - My daughter is being looked after at my sister’s.
娘は妹(姉)の家で面倒を見てもらっています - I need someone to look after my 5 year old tonight.
今晩、5歳の子どもの面倒を見てくれる人が必要です
のような感じです。特に、進行形は一時的に預けている場合によく使う表現です。また、同じような「子守りをする」というニュアンスで、
babysit
を使って表すこともできます。
- My parents babysit for me when I have to work.
私が仕事の時は両親が子守りをしてくれます - I don’t have anyone to babysit for me this Saturday.
今週の土曜日に子守りをしてくれる人が誰もいないんだ
“leave” で表す「子どもを預ける」
荷物を「預ける」ような場合に使う “leave” は「子どもを誰かに預ける」「子どもをどこかに預ける」を表す場合にも使えます。
leave 〜 with 人
leave 〜 at 場所
“leave” の意味は「置いて立ち去る」です。そのイメージと、最初に紹介した「with 誰」「at どこ」を組み合わせた表現です。
- I’ve never left my son with anyone.
今まで息子を誰にも預けたことがありません - I work from home, so I don’t have to leave my child with anyone.
在宅の仕事なので子どもを誰にも預けなくていいんです - We don’t have family nearby, so we have to leave our child at daycare.
家族が近くに住んでいないので子どもを保育所に預けないといけません
“put in”、”send to” で表す「預ける」
保育所などの施設や組織に子どもを「預ける」を表現する場合によく使われるのが、
put 〜 in/into 場所
send 〜 to 場所
です。これは「母に預ける」のような一時的な「預ける」ではなく、「保育所に入れる/行かせる」のような「預ける」を表します。
- I’m thinking about putting my daughter in daycare.
娘を保育所に入れようかと考えている - I sent my son to daycare at 8 months because I had to go back to work.
仕事復帰しないといけなかったので、8ヶ月で息子を保育所に預けた
これらの表現は保育所に限らず、幼稚園(kindergarten)や私立学校(private school)、習い事などにも使えるので、お子さんをお持ちの方は覚えておくと便利ですよ。
- I’ve been thinking about putting my daughter into private preschool.
娘を私立学校に入れようかと考えている - At what age should I put my child in swimming lessons?
何歳でスイミング教室に行かせたらいいですか?
直訳にこだわらないで
他の英語表現にも同じことが言えますが、この「預ける」も直訳にこだわらない方がいいです。
私自身、周りのいろんな人からいろんな表現を聞いていつも思うことですが、何を言いたいのかをシンプルな英語で伝えることってとても大切です。
でもそれって、単語の丸暗記ではなく使い方やニュアンスが分かっていないと難しいことでもあります。
そのためにはすぐ辞書に頼るのではなく、自分の知っている単語でなんとかうまく表現できないかと脳みそを絞って考えて伝える練習をするのが大事なのではないかなぁと思います。
■「荷物を預ける」の英語表現はこちら↓
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