先日、東京に行く機会があったのですが、どこも海外からの旅行客で溢れていて、改めて外国人観光客の多さを実感しました。
そんな中で、道を聞かれたり、少し話す機会があったりすると、別れ際に「残りの日本滞在も楽しんでくださいね」とサラッと言えたら素敵じゃないですか?
今回はそんな時に役立つフレーズを紹介します!
「残りの旅も楽しんでくださいね」を英語で言うと?
「楽しんでください」はシンプルに “enjoy” で表せます。ポイントは「残りの旅」をどう表すかです。
まずは「残りの〜」を表す時にとってもよく使うのが、
the rest of 〜
です。”rest” だけだと「休み」や「休息」みたいな意味になりますが、”the rest” になると「残りのもの(人)」を表します。必ず “the” が必要なので注意してくださいね。
なので “the rest of 〜” が「残りの〜」になるわけです。
次は「旅」です。”trip” か “travel” か悩む人もいるかもしれませんが、ここは “trip” です。ここでは “travel” は使えません(理由はこちらのコラムで紹介しています)。
そうすると、全部繋げて、
Enjoy the rest of your trip.
と言えますよね。旅をしている人に「残りの旅行を楽しんでくださいね」と言う時の定番フレーズの出来上がりです。
「残りの滞在も楽しんでくださいね」を英語で言うと?
実は他にも、とってもよく使われるフレーズがあります。
それは “trip” の代わりに、”stay” や “time” を使ったこんな表現です↓
Enjoy the rest of your stay in Japan.
Enjoy the rest of your time in Japan.
それぞれ「日本での残りの滞在」「日本での残りの時間」が直訳ですが、ニュアンスはどちらも「残りの日本滞在」ということなので、そんなに違いはありません。
日本を旅行している人に「引き続き、残りの日本も楽しんでくださいね」と声をかけたい時にピッタリのフレーズです。
ただ、いざ言うとなると口が回らないことがあるので(私だけかもしれませんが…)実際に声に出して練習しておくことをオススメします(笑)
“Enjoy the rest of 〜” はとってもよく使う!
今回紹介した “Enjoy the rest of 〜” という表現は、実は日常生活でもとてもよく使われるんです。
特によく使われるのが、こんなフレーズです↓
- Enjoy the rest of your day.
残りの一日を楽しんでください(引き続きよい一日を) - Enjoy the rest of your evening.
残りの午後を楽しんでください - Enjoy the rest of your weekend.
残りの週末を楽しんでください
上の日本語訳は直訳なので違和感があるかもしれません。日本語ではあまりこんなふうに言う習慣がないからだと思うのですが、使うシチュエーションとしては最初に紹介した二つと同じで、どれも別れ際に言う挨拶のフレーズです。
特に店員さんが使うことが多くて、お会計が終わると最後に、
- Thank you. Enjoy the rest of your day!
のように言われます。これは午後に言われることが多く、”Enjoy the rest of your evening.” は夜(例えばディナーの会計が終わった時)によく言われます。”Have a good day!” の変化形みたいな感じですが、”Have a good day.” はどちらかと言うと午前中(と午後の早い時間帯)に使われることが多いように思います。
これらのフレーズはもちろん、店員さんしか使わないということではないので、英会話の先生にレッスンが終わった後に別れの挨拶として使うこともできますよ。
外国人観光客に「日本はどうですか?」と英語で聞くには?
ちょっと話が逸れましたが、最後に、外国人観光客と話す時に役立ちそうなフレーズを少し紹介したいと思います。
日本を旅行している海外の人と話す機会があったら「日本はどうですか?」と聞いてみたくなりませんか?
“How is Japan?” でも通じなくはないと思いますが、こんなシチュエーションでネイティブからよく耳にするのは、
- How are you enjoying Japan?
- How are you finding Japan?
です。それぞれ「どのように日本を楽しんでいますか?」「日本をどのように思って(感じて)いますか?」という意味になります。
これらは “Yes/No” で答える質問ではないので、相手は「こんなところが好き」とか「どこどこに行ったのがよかった」など具体的に答えてくれるはずです。
旅行者に日本の印象を聞くフレーズとしてとてもよく使われるので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。