週末のビッグニュースといえば、平昌オリンピックの男子フィギュアスケート、そして女子スピードスケートですね!
羽生選手が2大会連続の金メダル、宇野選手が銀メダル、小平選手も金メダルという素晴らしい結果に、日本中が湧きました。
そこで今回は、オリンピックや国際大会などで「優勝する」「金メダルを獲る」「2位になる」などの英語表現、そしてオリンピックにまつわるボキャブラリーを紹介したいと思います!
「優勝する」「1位になる」を英語で
競技や大会で「1位になる」「優勝する」は、”win” という単語を使うことが多いです。
“win” と言えば「勝つ/負ける」の「勝つ」という意味がよく知られていますが、
to be the best or most successful in a competition, game, election etc
(ロングマン現代英英辞典)
という「1位になる(優勝する)」という意味もあります。なので、
- Who do you think will win?
誰が優勝すると思う? - Who’s winning?
(今のところ)誰が1位なの?
のような使い方できます。
また、後ろに競技名・大会名などを持ってきて「〜で勝つ」という使い方ができます。
- Yuzuru Hanyu won the short program on Thursday.
羽生結弦選手は木曜日のショートプログラムで1位になった - Kodaira won the women’s 500-meter speed skating event.
小平選手がスピードスケート女子500mの種目で優勝した - Roger Federer won the Australian Open.
ロジャー・フェデラーがオーストラリアオープンで優勝した
「金(銀、銅)メダルを獲る」は英語で?
オリンピックと言えば、話題の中心になるのはやっぱり「メダル」ですよね。
「メダルを獲得する」は英語で何と言うのかというと、ここでも “win” が使えるんです。
- win a gold/silver/bronze medal (at the Olympics)
(オリンピックで)金/銀/銅メダルを獲る
と言うのも、”win” には上で紹介した意味に加えて、こんな意味もあるからなんです↓
to get something as a prize for winning in a competition or game
(ロングマン現代英英辞典)
「賞や賞金などを勝ち取る」といったニュアンスです。例えば、
- Kazuo Ishiguro won the Nobel Prize in Literature.
カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞をとった - I won $500 dollars in the lottery.
宝くじで500ドル当たった
みたいな感じですね。
今回の日本人選手勢の金メダルを伝えるニュースでは、こんな表現が使われていました↓
- Yuzuru Hanyu won the gold medal in men’s figure skating.
羽生結弦選手は男子フィギュアスケートで金メダルを獲得しました - Japan’s Yuzuru Hanyu has won the men’s figure skating gold medal for the second straight Winter Olympics.(abc.net.au)
日本の羽生結弦選手が冬季オリンピックで2大会連続男子フィギュアスケートの金メダルを獲った - Yuzuru Hanyu won the 1000th gold medal in the history of the Winter Olympics.
羽生結弦選手は冬季オリンピック史上1000個目となる金メダルを獲得した - Japan’s Kodaira won the women’s 500-meter speed skating gold medal in an Olympic record.
日本の小平選手が女子スピードスケート女子500mの金メダルを五輪記録で獲得した
「金メダルを獲る」は他にも、”get/take/capture/clinch the gold (medal)” のような表現も多く見受けられました。
ちなみに、フィギュアスケートでは「ワンツーフィニッシュ」だったので、報道ではどんな表現をしていたのかを少しだけ集めてみました(いずれもThe Japan Timesより)↓
- Japanese skaters took the top two spots in the men’s figure skating competition at the Pyeongchang Games.
- The 1-2 finish by Hanyu and Uno brought Japan its first ever multiple skating medals in a single figure skating discipline at the Olympics.
- Yuzuru Hanyu and Shoma Uno won gold and silver, respectively.
「4位になる」って英語で何て言う?
意外に見落としがちなのが、メダルを逃した「4位だった」「5位だった」などの表現。
「◯位になる」って英語でどう表現するのでしょうか?
これは、”come” や “finish” を使うと、どの順位も簡単に表現できます。
- 1位になる → come/finish first
- 2位になる → come/finish second
- 4位になる → come/finish fourth
- 5位になる → come/finish fifth
- 最下位になる → come/finish last
“Nathan Chen finished fifth(ネイサン・チェン選手は5位でした)” みたいな感じですね。
■「準優勝・2位」には特別な言い方 “runner-up” もあります↓
■サッカーやラグビーなどのトーナメント戦で役立つ「決勝/準決勝/準々決勝」「ベスト4」などの表現はこちら↓
「オリンピック」を英語で言うと?
ちなみに「オリンピック」は英語で、こんなふうに表します↓
- the Olympic Games
- the Olympics
- the Winter Olympics(冬季オリンピック)
大文字になること、”the” がつくこと、そして “Olympic Games” もしくは略して “Olympics” のようにsがつくことがポイントです(複数の競技種目があるので)。
なので、複数形として捉えるのが普通なのですが、ただ、大会全体をひとまとまりと捉えて、
- The 2018 Winter Olympics is being held in PyeongChang.
2018年の冬季オリンピックは平昌で開催されている
のように単数系扱いになることもあります。
sをつけない “Olympic” だけだと、”Olympic stadium” のような「オリンピックの」という意味の形容詞になるので注意してくださいね。
まだまだ続く平昌オリンピック。英語で話す機会があったら今回紹介したことを役に立ててもらえると嬉しいです!
■金メダルを取った「団体女子パシュート」の「パシュート」の意味とは?
■今回のオリンピックから正式種目に採用されたスケートの「マススタート」。なぜこんな名前なのでしょうか?
■「4年に1度」のような「何年に1度」「何年ごとに」の表現はこちらで紹介しています↓