「イメージダウン」「グレードアップ」は英語で?|英語っぽいのに通じない単語たち6 アップ・ダウン編

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また忘れた頃にやってきました、和製英語のシリーズです。

前回はピーマン編をお届けしましたが、今回は和製英語の中でも特に紛らわしい「アップ」と「ダウン」を使ったフレーズに焦点を当ててみたいと思います。

数えてみると、出るわ出るわ。たくさんありました。

身近にあふれる「通じない」カタカナ語

このシリーズでこれまで紹介してきた和製英語の多くは、実際の英単語とはかけ離れたものだったので、知らずに使ってしまうと全く通じないということになってしまいます。

でも「アップ」や「ダウン」を使ったフレーズだと、見かけは英語そのものなのに、実際に使うとちょっと変な英語になってしまうものばかりなんです。

これはこれでとっても紛らわしいですよね。

今回はそんな「◯◯アップ」「◯◯ダウン」の和製英語の中から、日頃よく耳にするものを選んでみました。

「イメージアップ」「イメージダウン」は和製英語?

「企業のイメージアップを図る」「会社のイメージダウンにつながる」のように「イメージアップ」「イメージダウン」は普段からよく使いませんか?

日本語の「イメージ」は英語にしても “image” なので通じないはずありません(注意:発音は /ˈɪm.ɪdʒ/ なので全然違います)。

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でも、変に「アップ」や「ダウン」をくっつけてしまったので和製英語になってしまったんです。

「イメージアップ=イメージを良くする=イメージを上向きにさせる」というニュアンスは分かりますが、英語では “up” は使わずに、

improve

という単語で解決できます。「改良する・改善する・さらに良くする」という意味です。そうすると「イメージアップ」は英語では、

improve one’s image

となります。例えば「企業のイメージアップの方法」なら “ways to improve a company’s image” というふうに言えます。これならビジネスでも安心して使えそうですね。

逆に「イメージダウン」にも “down” は使わず、

damage one’s image

のように「傷つける、損なう」という意味の “damage” で表現します。

「グレードアップ」「グレードダウン」も和製英語?

「グレードアップ(ダウン)」は、相手が勘のいいネイティブだった場合には全く通じなくはないかもしれません。だからと言って正しくもないのですが、実はとっても惜しいんです。正解は…

upgrade:グレードアップ
downgrade:グレードダウン

なんです。日本語になった時に、何で順番が変ちゃったんだろう…とむしろ疑問になります。

これらは、例えばこんなふうに使われます。

飛行機をエコノミーで取っていて、当日チェックインしたら向こうの手違いでダブルブッキング。ビジネスクラスにグレードアップなんていう場合は、

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  • Your seat has been upgraded to business class.
    お客様の座席はビジネスクラスにアップグレードされています

と言われたりします。こんな手違いならいつでもウェルカムですよね。

Air New Zealand business class
© nzlife.net

そして、この “upgrade” は名詞でも使える便利な単語なんです。

  • We got a free upgrade to a suite!
    無料でスイートルームにグレードアップしてもらっちゃった!

という感じですね。

まだまだある「◯◯アップ」「◯◯ダウン」の和製英語

上に挙げた以外にも「○○アップ」や「○○ダウン」の和製英語はたくさんあります。

  • ウォーミングアップ → warm up
  • リストアップ → list、make a list
  • バージョンアップ → upgrade
  • コストダウン → reduce/cut/lower costs
  • スピードダウン → slow down、reduce speed

となります。和製英語の「◯◯アップ」はプラスの上向きの力が働いているニュアンスが、「◯◯ダウン」は下向きのマイナスのニュアンスが含まれているので、英語の “up” や “down” とくっつけてしまったのかもしれませんね。

でも、英語ではそのプラスやマイナスのニュアンスも含んだ単語(”improve” や “reduce” など)で表現する場合が多いです。

「英語っぽいのに通じない単語」シリーズ

こんな感じで、英語っぽいのに通じない単語たちを少しずつ紹介しているこのシリーズ。

次の「通じない単語たちシリーズ7」では、日本語ではよく使う「ハイテンション」という表現に迫ります↓

■■シリーズを通して読んでみたい方は、こちらからどうぞ!

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