“know” の意味、誤解していませんか?

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「イチローを知ってますか?」と聞かれたら、ほぼ全員の日本人が「もちろん!」と答えますよね。

彼は日本だけでなく、アメリカでもかなり有名です。逆に、知らないほうが珍しがられます。

でも、アメリカ人に “I know Ichiro” と言うと、相当うらやましがられるかビックリされます。

それは一体、なぜなのでしょうか?
英語の “know” の意味は、実はちょっと奥深いんです。

“Do you know 〜?” はどんな意味?

試しに、アメリカ人の友達に “Do you know Steven?” のように、その友達と共通の友人の名前を入れて聞いてみたとします。

もちろん “Yes” という返事が返ってきます。突然何を言い出すんだ、頭がおかしくなったのかと言われるかもしれません。

では、その友達に “Do you know Ichiro?” と聞いてみたら、どんな返事が返ってくると思いますか?有名人なので、もちろん “Yes!” と返ってくるに決まってますよね。

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…実際は、おそらく周りの人全員が “No!” と答えると思います。

“know” が表す本当の意味

これまで「know=知っている」だと思ってませんでしたか?それも間違いではありません。

ただ、一つ注意しなければいけないのが “know+人” のように人物に対して使う場合です。人物に使うときは「know=知っている」では、使い方を間違えてしまいます。

試しに英英辞書を引いてみましょう。いろんな意味がありますが、その中にこうあります。

have developed a relationship with (someone) through meeting and spending time with them; be familiar or friendly with
(Oxford Dictionary of English)

です。これでイチローの謎が解けましたよね。

直接会ったり一緒に何かしたりして人間関係を築き上げた人にしか “know+人” は使えないんです。

なので、”I know イチロー” と言えるのはイチローの家族や友人、仕事関係の人ぐらいです。日本語で言うなら「私、イチローと知り合いだよ」ということです。そりゃ、ビックリされますよね。

Ichiro Suzuki

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「〜って知ってる?」は “Have you heard of”、”Do you know of”

日本語の「(誰々)って知ってる?」は相手と面識がなくても「知ってるよ」と答えてOKですよね。今回のイチローがその例です。

この場合の「イチローって知ってる?」というのは、その存在であったり、その人のことを聞いたことはありますか?というニュアンスですよね。これを英語では、

  • Have you heard of Ichiro?
    イチローって知ってる?

でよく表します。”have heard of 〜” は「聞いたことがあって名前や存在を知っている」という意味になります。もしくは、

  • Do you know of Ichiro?

と表現すると、ほぼ全員の人が “Yes!” と答える質問になります。

know of 〜” は、その人と面識はないし詳しくも知らないけど、これも「名前ぐらいは知っている」「存在ぐらいは知っている」というニュアンスで使われるフレーズです。その他には、

  • Do you know about Ichiro?

も「イチローについて知ってる?」になるので、日本人の野球選手で、スゴい記録を持っていて…ということを知っている人は “Yes!” と答えるはずです。

“Do you know Ichiro?” とうっかり聞いてしまった場合は、”I’ve never met him, but I know of him” や “Not personally but I’ve heard of him” のような答えが返ってくるかもしれませんね。

■「〜と知り合いになる」も意外と間違えやすい表現です↓

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