“Why don’t you 〜?” の本当の意味とは?

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何か分からないことがあって友達に聞いたら、こんなふうに言われたとしましょう↓

  • Why don’t you ask John?

これってどんな意味だと思いますか?

今回は、日本人が誤解してしまいがちな、ネイティブがよく使うフレーズ “Why don’t you 〜?” の意味とニュアンスのお話です。

目次

“Why don’t you 〜?” の意味とは?

冒頭に出てきた文章、”Why don’t you ask John?” は直訳すると「なんでジョンに聞かないの?」ですよね。

私は実際に初めてこのフレーズを耳にした時に「どうしてジョンに聞かないの?」と責められているように感じて「なんでそんなにキツい言い方をするんだろう」と思ったことを覚えています。

ところが、これがよくある間違いで、相手は責めるニュアンスで言ったわけではなかったんです。

“Why don’t you do something 〜?” とはカジュアルに、

・〜してみたらどう?
・〜したらどう?
・〜すれば?

とサラッと提案したり、軽いアドバイスをする時に使われるフレーズなんです。”You should 〜” よりもやわらかい感じです。

なので、”Why don’t you ask John?” は「ジョンに聞いてみたら?」という意味で、軽く提案しているニュアンスです。「なんでジョンに聞かないの?」と相手を責めている訳ではないので、”Why don’t you 〜?” と言われてもイラッとしないでくださいね(笑)

“Why don’t you 〜?” の使い方

“Why don’t you 〜?” は口語で使うカジュアルな表現です。

例えば、友達が休憩もせずに根を詰めて何かを頑張っていたら、

  • Why don’t you take a little break?
    ちょっと休憩したら?

と声をかけたり、何か新しいことに挑戦するかどうか迷っている友達がいたら、

  • Why don’t you give it a try?
    とりあえずやってみたら?

と背中を押してあげることもできますよ。あまり押し付けがましくないので、ちょっとした提案によく使われます。

以前、友達の家で遊んでいた娘を迎えに行った時に、その友人が娘に、

  • Why don’t you stay for lunch?

と言ってくれたのですが、これは「お昼ごはん食べて行かない?(食べて行ったら?)」という意味になります。まだ帰って欲しくないからランチを一緒に食べようよ、と誘っているニュアンスです。同じような使い方で、

  • Why don’t you come with me/us?

なんかも「一緒に来ない?」と誘う時によく使われるフレーズですよ。

“why” だけをゆっくり強めに発音してしまうと「なんで〜しないの?」と相手を責めるニュアンスで伝わってしまうこともあるので、あくまでも “Why don’t you” はまとめてサラッと言うのがポイントです。

“Why don’t we 〜?”、”Why don’t I 〜?” も覚えておきたい

“Why don’t you 〜?” と一緒に覚えておきたいのが “Why don’t we 〜?” です。

これは “we” なので、自分も含めた「〜しない?」「〜しませんか?」というお誘い・提案をする時に使います。

例えば、友達をランチやお茶に誘いたい場合には、

  • Why don’t we have lunch tomorrow?
    明日ランチしない?(しようよ)
  • Why don’t we meet up for a coffee sometime next week?
    来週のどこかでお茶しない?(しようよ)

みたいに使えます。”Why don’t we 〜?” は “Let’s 〜(〜しよう)” よりもサラッと押し付けがましくなく提案できる便利なフレーズです。

さらに、”Why don’t I 〜?” というのもあります。これは「(私が)〜しましょうか?」とサラッと何かを申し出る提案に使われます。

例えば「車で送りましょうか?」と申し出たい時なんかは、

  • Why don’t I give you a lift?

と言えますよ。”Why don’t I 〜?” は “Why don’t you/we 〜?” ほど出番は多くありませんが、同じ【提案するフレーズ】としてまとめて覚えておくといいかもしれません。

提案する時に役立つ英語表現

■”Do you want to 〜?” もカジュアルに「〜しない?」と誘いたい時によく使うフレーズです↓

■”How about 〜?” で表す提案はこちら↓

■「〜したほうがいいよ」とアドバイスする “should” の使い方はこちらで紹介しています↓

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