“resilience(レジリエンス)” の意味を知っていますか?

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「レジリエンス(resilience)」という言葉を知っていますか?

近年、ストレスを抱える日本の社会では「レジリエンス」が注目されているようですが、今回は専門的な話はなく、英語の観点から “resilience” のお話をしてみたいと思います。

そんな単語耳にしたことないよ、という方もぜひお付き合いいただければ嬉しいです。

“resilience(レジリエンス)” の意味とは?

「レジリエンス」ってちょっと舌を噛みそうですよね。英語で書くと “resilience” で、/rɪˈzɪl.jəns/ と発音します。

あまり日常会話に出てくる単語ではありませんが、意味はこうです↓

the ability to be happy, successful, etc. again after something difficult or bad has happened
(Cambridge Dictionary)

ざっくり言うと、困難な状況に遭遇したときに「ダメだー」とずっと落ち込んだり停滞しないで、そこから復活していい方向へ持っていける力、ということです。

日本語では「回復力」「復元力」「弾力性」と訳されることが多いようですね。

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力を加えて変形させてもすぐに元の形に戻る物質の「弾力性」みたいなのも “resilience” で表すので、そんなイメージを人に置き換えると想像しやすいかもしれません。

「レジリエンス」が注目される理由

この “resilience” を備えている状態を “resilient” と表すのですが、人や組織が “resilient” であることの大切さが、ビジネスの世界でも注目されているようです。

ストレスや失敗・困難な状況に直面したときに、くじけてしまったり成長が止まってしまわないで、そこから問題点を見つけ出して解決・成長へ持っていけるという能力が重要視されているからですね。

The Businessman - A3

そうすると、”resilient(レジリエント)” は「打たれ強い」や「心が折れない」と誤解されがちですが、それはちょっと違うんです。

どんな衝撃にも耐えられる強さが大切なのではなくて、衝撃に打ちのめされても「すぐに元に戻れる、いい方向へ持っていける」という “bounce back” する力が大事なんです。

例えば、ゴムのタイヤは衝撃を受けて変形しても、すぐに元の形に戻る力を持っていますよね。

そんな「しなやかな感じ」が “resilience/resilient” の本質です。人や組織がこれを持つことが「成長」という観点において大切なので「レジリエンス」が注目されるんですね。

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また、ビジネスの世界だけでなく、自然災害が起きた後の「復興力、回復力」としても、地域や社会全体が「レジリエンス」を高めることが重視されているようです。

「レジリエンス」を高める子育て

「レジリエンス」はビジネス・大人の世界だけの話ではありません。私が最近 “resilience” という単語目にしたのは、娘の幼稚園から送られてきたニュースレターです。

その中で “Building resilience” について書かれた記事(『Protecting your kids from failure isn’t helpful. Here’s how to build their resilience』)が紹介されていたのですが、それがとても興味深かったんです。

何が子どもを “resilient” にするのか、こんなことが書かれていました↓

  • Small failures can help your child become more resilient, if handled properly.
  • Protecting your child from failure isn’t actually helpful. Allow them to feel and live it, and let them have the gifts failure brings. Experiencing failure will make them more resilient and more likely to succeed in the future.
  • The answer is not to avoid failure, but to learn how to cope with small failures. These low-level challenges have been called “steeling events”. Protecting children from these events is more likely to increase their vulnerability* than promote resilience. When adults remove failure so children do not have to experience it, they become more vulnerable** to future experiences of failure.
    *vulnerability:脆さ、脆弱性 **vulnerable:傷つきやすい、脆い

私は子育て中なので、この記事の内容は考えさせられました。

子どもは失敗や困難を自ら経験して、それを対処していくことで「レジリエンス」を高めることができるので、子どもから失敗する機会を奪ってはいけない、ということですね。

親心というのは厄介で、子どもが怪我や失敗をしないように、ついあれこれ手や口を出してしまいがちです。でも、それが逆に子どもを脆い人間、失敗や困難に弱い人間にしてしまうんですね…。

記事の中では他にも、子どもが「失敗=能力のなさ」「失敗は避けるべきもの」と捉えてしまうと、新しいことにチャレンジしなくなる、と書かれていました。チャレンジに失敗はつきものですからね。そうすると、ますます “resilience” は育たなくなってしまいます。

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“resilience” という力

困難にぶち当たったり、失敗したり、ストレスを感じることって誰にでもあると思います。予防しようとしても全てが予防できるわけではありません。

でも、そんな状況に直面したときに、それをどう捉えてどう対応していけるかに大きく影響してくるのが “resilience” です。

上で紹介した記事は「レジリエンス」「失敗の捉え方」「マインドセット」の重要性を改めて考えさせられる内容なので、興味のある方はぜひ上のリンクからご覧ください。

 

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