先日、写真を現像しようと思ってお店に行きました。そこで店員さんにどれぐらい(時間が)かかりますか?と尋ねると、
- Will be ready in ten minutes’ time.
と言われました。
では、この “in 〜 minutes’ time” ってどんな意味だと思いますか?
“in 〜 minutes’/days’/weeks’/years’ time” の意味とは?
冒頭の店員さんの話に戻ると、店員さんが言ったのは「10分で(現像が)できるよ」という意味になります。
つまり、”in 〜 minutes’ time” の意味は「(今から)〜分後に」です。”minutes’ ” の部分を “hours’、days’、weeks’ ” などに入れ替えて使われることも多く、
- in twelve hours’ time:12時間後に
- in ten days’ time:10日後に
- in two weeks’ time:2週間後に
- in six months’ time:半年後に
- in five years’ time:5年後に
みたいに使います。
この使い方が英英辞書にどう書かれているのか見てみると、
If you say that something will happen, for example, in a week‘s time or in two years‘ time, you mean that it will happen a week from now or two years from now.
(Collins Dictionary)
とあります。つまり「今から〜日/週間/ヵ月/年後に」という意味ですね。「〜以内に」と勘違いしやすいので要注意です。
“in 〜 minutes’/days’/weeks’/years’ time” の使い方
使うときに注意するポイントは、minutes’、days’、weeks’ のようになることです。
つまり、”-s” がついて、その後にアポストロフィがくっつきます。
- I’ll see you in three days’ time.
では、3日後に(会いましょう) - I’m going on holiday in two weeks’ time.
2週間後に休暇旅行に行きます - The exams are in two months’ time.
試験は2ヶ月後です
ただし「1週間後に」「1年後に」のような場合にはアポストロフィの場所はsの前で、”-‘s” になります。
- He’s due back in a week’s time.
彼は1週間後に戻って来る予定です - See you in a year’s time.
1年後に会いましょう
先日、この表現を耳にする機会が他にもありました。
ニュージーランドの首相は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、入国者全員に14日間の自主隔離を義務付けるという入国制限(travel restrictions)を発表しましたが、この発表の中でも “in 〜 days’ time” が使われていました。
As of midnight Sunday, every person entering New Zealand including returning New Zealand citizens and residents will be required to enter self-isolation for 14 days.(中略)All these restrictions will be reviewed in 16 days’ time.
この制限(措置)は16日後に見直されます、ということですね。
“in a few days” と “in a few days’ time” の違いは?
「今から〜後に」を表すときには、他にも “in 〜” で表せるのを覚えていますか?例えば、
- I’ll be thirty in a few days.
数日で30歳になります
みたいな感じですね。これを、”in a few days’ time” を使って、
- I’ll be thirty in a few days’ time.
と言うこともできます。つまり「今から〜後に」という意味では同じように使えるんです。
繰り返しになりますが、どちらも「〜以内に」と間違えやすいので注意してくださいね。
■「〜後に」を表す “in / later / after” の使い分けはこちらで紹介しています↓