今年ももうすぐ終わりですね。一年頑張った自分に何かご褒美を考えていますか?
ちょっと豪華なディナーだったり、そんなにたいそうなものでなくても美味しいスイーツだったり、いろんな「自分にご褒美」がありますよね。
そこで今回は「自分へのご褒美で〜する」を表す時によく使われるフレーズを紹介します!
「自分へのご褒美」によく使われる単語とは?
「ご褒美」を和英辞書で引いてみると、名詞の “a reward” が出てくると思います。
ところが「自分にご褒美で〜する」を表すときには、他にもっとよく使われる単語があるんです。それは、
treat
という動詞です。
誰かにご馳走してあげる時に “I’ll treat you” なんていう表現をご存じの方もいらっしゃると思いますが、この “treat” は「(人)にプレゼントをする、何かを買ってあげる」「(人)をもてなす」といった意味になります。
では「自分へのご褒美で豪華なディナーを食べに行く」って “treat” を使うと、どんなふうに言うと思いますか?
「自分へのご褒美で〜する」を英語で
「自分へのご褒美で豪華なディナーを食べに行く」は私の周りのネイティブはこんな表現を使います↓
I’m going to treat myself to a fancy dinner.
“treat myself” は直訳すると「特別に自分に何かを買ってあげる、自分をもてなす」なので、これが「自分にご褒美をあげる」という意味になるんですね。(fancyの意味はこちらのコラムで詳しく紹介しています)
そして、ここがちょっとしたポイントなのですが「(自分にご褒美で)〜する」は “(treat myself) to 〜” で表します。この “to” は前置詞なので後ろには名詞が入りますよ。
- I want to treat myself to something really nice/special/sweet/delicious.
自分へのご褒美で何かいいもの/特別なものを買う、甘いもの/美味しいものを食べる(買う) - It was a stressful day, so I treated myself to a cup of good coffee.
今日はストレスが多い1日だったから自分へのご褒美にいいコーヒーを飲んだ - Sometimes I treat myself to a facial.
たまに自分へのご褒美でフェイシャルエステに行く - We decided to treat ourselves to a weekend away.
自分たちへのご褒美で週末の旅行に行くことにしました
みたいな感じですね。日本語では「(ご褒美で)〜する」のように動詞で表現することが多いと思いますが、英語では「〜を買う、食べる」というふうにご褒美の内容を名詞で表すのが面白いなと思います。
その他の「自分へのご褒美」の英語表現
実は他にも「自分へのご褒美」を表す時に使える表現はいくつかあります。例えば、
- reward myself
- spoil myself
- indulge myself
などがパッと思い浮かびましたが、”reward myself” は「自分に報酬を与える」というニュアンスです。
- I got a lot of work done today, so I rewarded myself with a doughnut.
今日はたくさんの仕事を終えたので自分へのご褒美にドーナツを食べました(買いました)
“spoil” と “indulge” は「〜を甘やかす」「好きに〜する」という意味の単語で、自分へのご褒美に限りませんが、贅沢に何かを買ったり普段は食べないものを食べたり、普段行かないところへ行ったりして「自分を甘やかす」「好きにする」というニュアンスです。
- I’m going to spoil myself with dinner at a really nice restaurant.
自分へのご褒美でいいレストランでディナーを食べに行きます - I went shopping today and spoiled myself with some new clothes.
今日買い物に行って自分へのご褒美で新しい服を買いました - I’m dieting but sometimes I indulge myself and eat whatever I want to eat.
私はダイエット中ですが、時々自分へのご褒美でなんでも食べたいものを食べます
この年末は皆さんも自分へのご褒美を忘れずに!
■”spoil”、”indulge” についてはこちらのコラムでも紹介しています↓
■「おごる 、ご馳走する」は実は “treat” ではない表現もよく使われます↓