お悔やみのメール・メッセージに役立つ英語の例文

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突然の訃報を耳にして、どんな言葉をかけたらいいのか悩んだことはありませんか?

それが英語ならなおさら、自分の気持ちをどう表現すればいいのか難しく感じると思います。私も初めて英語で訃報を受け取った時は、どう返信したらいいのかGoogleで検索した記憶があります…。

お悔やみのメッセージは基本的にその人が想うことを伝えればいいのですが、ニュージーランドで生活をしているうちに、実は意外とお決まりのパターンがあるということに気が付きました。

今回は、そんな訃報に接した時にメッセージやメールでよく使われる「お悔やみの表現」を紹介したいと思います。

目次

“sorry” を使った「ご愁傷様です」

誰かが亡くなったと聞いた時に日本語なら「ご愁傷様です」や「お悔やみを申し上げます」のように言うことが多いと思います。

そんなニュアンスで使われる英語の表現が “sorry” です。例えば、

  • I’m so sorry.
  • I’m so sorry to hear.
  • So sorry to hear that.

などは口語でもとてもよく使われるのですが、この “I’m sorry” は「ごめんなさい」ではありません。

“sorry” とは基本的に心が痛んだ時に使う表現で、誰かを傷つけてしまって罪の意識で心が痛んだら「ごめんなさい」、そして、何か心が痛むようなことがらに対して使うと「残念、気の毒」のように訳されます。この場合は後者ですね。

訃報を聞いて「心が痛んでいる」ということなので「ご愁傷様です」と伝えたい場合に “I’m sorry” がよく使われるんです。いくつか例を挙げてみると、

  • I’m so sorry for your loss.
    ご愁傷様です
  • I am sorry to hear (that) your dad has passed away.
    お父さんが亡くなられたと聞きました。ご愁傷様です
  • I am deeply sorry to hear of the passing of your mum.
    お母様が亡くなられたとのこと、とても残念です(ご愁傷様です)
  • I’m so very sorry to hear of your loss.
    訃報に接し、誠にご愁傷様です

訃報を聞いた時にはまず、上のような “sorry” を使った表現でお悔やみを伝えますが、代わりに “saddened” という単語もメールやメッセージなどの書き言葉ではよく使われます。

これは “sadden(〜を悲しませる)” という動詞から来ていて、”be saddened” で「〜が悲しむ、悲しんでいる」を表します。

  • We are deeply saddened by the news of the passing of 〜.
    私たちは〜が亡くなられたとの知らせに深く悲しんでいます

“condolences”、”sympathies” を使った「お悔やみ申し上げます」

“condolence” という単語をどこかで聞き覚えのある方もいらっしゃるかと思います。

“condolence” とは「お悔やみ、哀悼、弔意」という意味の単語で、日常会話で使うことはありませんが、訃報を聞いた時にメールやメッセージ・カードなどで「お悔やみを申し上げます」を表すときにはとてもよく使われる単語です。

“condolence” を使う際に一番忘れてはいけないのは必ず複数形にすることです。

  • Sorry to hear of your loss. Please accept my condolences.
    訃報に接し、心よりお悔やみを申し上げます
  • My sincere condolences to you and your family.
    あなたとご家族に心よりお悔やみを申し上げます
  • My deepest condolences to you and your family during this incredibly difficult time.
    この大変つらい時にあなたとご家族に心よりお悔やみを申し上げます

また、”condolences” を言い換えた “sympathies” もよく目にしますよ。こちらも複数形にするのを忘れずに。

  • My deepest sympathies to you and your family.
    あなたとご家族に心よりお悔やみを申し上げます
  • My heart breaks for you. My deepest sympathies to you and your family.
    ご愁傷様です。心よりお悔やみを申し上げます

お悔やみに一言添えるメッセージ

“I’m sorry” や “condolences” を使って同情や哀悼を表すだけでもお悔やみは伝えられます。ただ、それだけだと相手との関係によっては何か物足りない感じがするかもしれません。

そんな場合にはちょっと一言あたたかい言葉を添えるといいかなと思います。

実際に私の親族が亡くなった時、友人や知人からもらったメール・メッセージにはシンプルながらもあたたかい言葉が添えてあって嬉しかったのを覚えています。また、友人が訃報をSNSに投稿していた際も、コメント欄は上で紹介したフレーズとはまた別のメッセージで溢れていました。

次は、そんな一言添えるメッセージによく使われる表現を紹介したいと思います。

“thoughts” を使った表現

まずは例文から見てみましょう。

  • My thoughts are with you and your family.
    あなたとご家族のことを想っています(私の想いはあなたとご家族と共にあります)
  • I am completely heartbroken for you and your family. My thoughts are with you at this devastating time.
    深く悲しんでいます。このとても辛い時にあなたのことを想っています(私の想いはあなたと共にあります)
  • You’re in my thoughts.
    あなたのことを想っています、気にかけています

これらの “thought” は名詞で、誰かのことを気にかけたり心配したりする想いという意味です。ここでも “thoughts” と複数形になっていることに注意してくださいね。

英語では “My thoughts and prayers are with you.” という表現もよく使われますよ。”prayers” は「祈り(の言葉)」ですね。

“thinking of you” を使った表現

「あなたのことを想っている」というニュアンスで、”thinking of you” もとてもよく使います。

  • Thinking of you and your family at this very sad time.
    このつらい時にあなたとご家族のことを想っています
  • So sorry for your loss. I‘m thinking of you at this tough time.
    ご愁傷様です。この大変な時にあなたのことを想っています
  • I’m thinking of you, my dear.
    あなたのことを考えてるよ、想ってるよ

3つ目の文は私が親族を亡くした時に友人から実際にもらったメッセージです。この文に限らず、最後に “my dear” のような呼びかけや相手の名前を入れたりするとグッと親しみが感じられて個人的にはとても好きな表現です。

“love” や “hug” を使った表現

最後に、英語ならではの “love” や “hug” を使ったフレーズを紹介します。

  • Sending lots of love.
    たくさんの愛を送ります
  • Lots of love to you and the family.
    たくさんの愛をあなたとご家族に
  • Sending big hugs to you and your family.
    たくさんの大きなハグをあなたとご家族に送ります

日本ではあまり使わない表現ですが、欧米ではこういった場合に “lots of love” や “hugs” という表現をとてもよく使います。直接顔を合わせていなくても、メッセージから温かみが伝わってくる英語らしいフレーズだなと思います。親しい人に送るメッセージにはぴったりですね。

一言添えるメッセージで紹介したフレーズは、まずは “sorry” で悲しんでいる気持ちを表してから、その後に付け加えるといいですよ。

お悔やみの表現にまつわる英語コラム

■お悔やみの言葉に “condolences”、”sympathies”、”thoughts”、”hugs” などが複数形で使われる理由はこちらで紹介しています↓

■”I’m sorry” は文脈次第で「ごめんなさい」にも「お気の毒に」にもなります↓

■「死ぬ」や「死」を直接的な表現を使わずに丁寧に表現するには?

■お悔やみの言葉にも使われる “(take) one day at a time” ってどんな意味?

■”sad” 以外のバリエーションを身につけたい方はこちらも参考に↓

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