「〜の」を表す “of” と “〜’s”、使い分けられてますか?

この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。

今回のコラムのテーマは「〜の」です。

例えば「私の部屋」「彼女の靴」「彼の家」のような「誰々の◯◯」という表現を中学校の授業で習いましたよね。

これらを英語にすると “my room”、”her shoes”、”his house” となります。簡単ですね。

では「その本の名前」「その車の窓」「今日の天気」「昨日の新聞」って、英語で言うとどうなるでしょうか?

メルマガに登録

記事の更新のお知らせをメールでお知らせします。配信時間は12時と19時頃です。
お名前の登録は必須ではありません。メールアドレスだけでも大丈夫です。
登録フォームの仕様で、お名前の名と姓が英語と同じになっています。ご注意ください。
目次

「〜の」の表現は3通り

学校で習った「〜の」の表現方法は3つあったのを覚えていますか?
まず2つを挙げてみると、

① my/your/his/her/their などの所有格を使う
② 〜’s を使う

があります。①は冒頭に出てきたように、

  • my room:私の部屋
  • her shoes:彼女の靴
  • your dog:あなたの犬

などの “my” “your” “her” “his” などの所有格を使って「誰々の」を表す方法ですね。

そして、②のように「アポストロフィ+s」 で表す「〜の」もあります。これは、

  • John’s house/place:ジョンの家
  • Kate’s children:ケイトの子どもたち
  • Tom’s sister’s name:トムの妹の名前

のような感じです。

それでは、「その本の名前」と「その車の窓」はどうやって表しますか?実は、これが3つ目の「〜の」を表す方法です。

③ “of” を使う

これらは、”the book’s name” と “the car’s window(s)” よりも、”of” を使った、

  • the name of the book:その本の名前
  • the windows of the car:その車の窓

と言うことの方が圧倒的に多いんです。

では、こういった「〜の」を表す 【–’s】と【of】の使い分け、ちゃんとできていますか?

books

【–’s】で表す「〜の」

まずは【 –’s(アポストロフィ+s)】を使って「〜の」を表すのはどんな場合か見てみましょう。

上に出てきた “John’s house”、”Kate’s children”、”Tom’s sister’s name” のような「誰々の」という人に関する「〜の」には【–’s】が使われます。

また “the cat’s tail” のように動物に関する「〜の」にも【–’s】がよく使われます。

English Grammar in Useには、これらの例として、

  • a boy’s name
  • a woman’s hat
  • a bird’s egg

という使い方が紹介されています。人と動物の「〜の」を表す場合には基本的に【–’s】が使われます。

【of】が使われる「〜の」

人と動物に使われるのが【–’s】なのに対して、物に使われるのが【of】です。

English Grammar in Use にはこんな説明があります。

For things, ideas etc., we normally use of

なので「その本の名前」「その車の窓」は、それぞれ “the name of the book”、”the windows of the car” となるわけです。他にも、

  • 車の持ち主:the owner of the car
  • 家の屋根:the roof of the house
  • 私の携帯電話の画面:the screen of my phone

のように、例を挙げるとキリがありません。

Answer Your Telephone

でも、例外もあります

基本的には、上で紹介したのが【–’s】と【of】の使い分けのルールですが、ルール通りにならないのが言葉ですよね。ここでも、いくつか例外があります。

例えば、冒頭に出てきた「今日の天気」と「昨日の新聞」。

これらは人や動物ではないのに【–’s】を使って

  • 今日の天気:today’s weather
  • 昨日の新聞:yesterday’s paper

と表します。レストランでも「本日のスペシャル」は “today’s special” ですよね。

また、その他の例外としてEnglish Grammar in Useには「組織を表す場合」と「場所を表す場合」が載っています。例えば、

  • the government’s decision
  • the company’s success
  • the city’s streets
  • the world’s population
  • Italy’s prime minister

という具合です。

そして「〜の」を表す方法は①所有格を使う②〜’sで表す③ofで表す、の3つとお伝えしましたが、実は他にもあります。それは【名詞を2つ並べる】方法です。例えば、

  • car keys:車の鍵
  • phone charger:携帯の充電器
  • lemon tree:レモンの木
  • bus driver:バスの運転手
  • bathroom door:バスルームのドア
  • egg shell:卵の殻

みたいな感じですね。これらは出てきたらその都度覚えていくしかないかなと思います。

人・動物には【–’s】、物には【of】

これが基本のルールなので、ちょこちょこと例外がありますが、まずは基本のルール

人・動物には【–’s】
物には【of】

を覚えておくといいと思います。

そして、たくさんの英語の文章を読んだり聞いたりしていると音で慣れてくるので、聞いた感じが「なんとなく変だな…」と分かるようになるはずです。

法則を丸暗記するだけではなく、実際に多くの英文にふれることが大事です!

関連するコラムはこちら

■所有の「〜の」を表すアポストロフィ【–’s】と【–’】の詳しい使い分けはこちらです↓

■”She’s” や “I’d” のようなアポストロフィの使い方は、こちらで詳しく紹介しています↓

よければシェア・保存してね
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次