“Keep it up!” というフレーズを耳にしたことはありますか?
これは何かを頑張っている人を応援するフレーズで、私の周りのネイティブがとてもよく使います。
今回はそんな “Keep it up!” の意味と使い方、そして同じ意味で使われる別のフレーズも紹介します!
“Keep it up” の意味とは?
“Keep it up!” とは「よくやってるね。その調子だよ(その調子で頑張って)!」といった感じの意味になります。
これは、何かを頑張って順調にできている人に対して、あたたかい気持ちで褒めたり、応援したり、励ますニュアンスで使われるフレーズです。「その調子!」「その調子で頑張って!」と訳されることが多いように思います。
子育てでもとてもよく耳にするフレーズで、例えば子どもがスポーツでも勉強でもなんでもいいのですが、頑張っていい感じにできているとしましょう。
そんなときに周りの人が、
- You’re doing great. Keep it up!
- Well done! Keep it up!
みたいに言います。先生が生徒に使ったり、上司が部下に使ったりすることも多いですが、言われた側になってみると、それまでの頑張りや成果を認めてもらえていると感じる嬉しいフレーズだと思います。
他には、“Let’s” を頭にくっつけて、
- Let’s keep it up!
と言うこともあって、これもそれまでの成果や頑張りを認め、褒めた上で「この調子でこれからも頑張ろう」みたいな励ますニュアンスになります。
“keep up” ってどんな意味?
では、なぜ “Keep it up” が「その調子で頑張って」になるのでしょうか。
それは “keep up” にこんな意味があるからなんです↓
to continue something at the same, usually high, level
Oxford Advanced Learner’s Dictionary
何かをその同じ高いレベルで続ける、ということですね。なので “Keep it up” が「それを同じ高いレベルで続けて→その調子で頑張って」になるんです。
「頑張れ」を直接意味する表現が入っているわけではないですが、それまでの調子を維持して続けていこう、というニュアンスです。
“Keep up the great work!” で表す「その調子で頑張って」
そして、同じ “keep up” を使ったバリエーションとして、以下のフレーズもかなりよく使われます。
- Keep up the great work!
- Keep up the good work!
- Keep up the awesome work!
どれも意味に差はなく「よくやってるね。その調子!」「その調子で頑張って!」と応援する時に使います。これらも “Let’s” をくっつけて、
- Let’s keep up the great work, everyone!
みんな、これからもこの調子で頑張ろう!
みたいに言うこともできますよ。
最後に、ニュージーランド限定になりますが、
- Keep up the great mahi!
なんかもよく使われます。“mahi” とはマオリ語で “work” を表します。ニュージーランドではこんなふうに英語とマオリ語がミックスして使われることもよくあるのですが、この “mahi” もわりとよく使われる言葉です。
今回紹介したフレーズはどれも、相手がやっていることを褒めつつ「その調子でね!」とやる気をキープさせるような場面で使えるので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
■スポーツで応援する時の「がんばれ!」「頑張って!」の英語表現はこちらで紹介しています↓