“What’s that?” は直訳すると「あれ何?」という意味ですよね。
何か分からないものを指さしながら使えるフレーズでもあるのですが、それ以外にも別の意味でとってもよく使われるフレーズなんです。
知っていると絶対に役立つ “What’s that?” の意味と使い方をお届けします!
“What’s that?” の意味とは?
“What’s that?” が会話で使われると、こんな意味になるんです↓
え?なんて(言ったの)?
つまり、相手が言ったことが聞き取れなかった時に使うフレーズなんですね。
この “that” は ‘相手が言ったこと’ を指しています。こんなふうに “that” は目に見える物を指して「あれ」を表す以外にも、会話の中で使うと相手が言った内容を受けて「それ」を表します。
なので、“What’s that?” は「あれは何?」ではなくて「なんて(言ったの)?」という意味になるんですね。
“What’s that?” の使い方
“What’s that?” はカジュアルなフレーズなので、基本的には家族や友人・親しい人の間でよく使います。
丁寧な表現を使ったほうがいい場面では “Could you say that again?” など他の聞き返しフレーズも使われますが、私がニュージーランド生活で一番よく耳にしたのは、この “What’s that?” です。友達だけではなく、カフェやカジュアルな接客のショップでも使われていました。それぐらい日常的にとてもよく使われるフレーズです。
使い方は簡単。相手が言ったことが聞き取れなかった時に間髪入れずにサラッと “What’s that?” と言うだけです。
- Have you seen my phone?
−What’s that?
−Do you know where my phone is?
「私のスマホ見なかった?」「え、何て言った?」「私のスマホどこにあるか知らない?」 - Can you @&%$#…
ーWhat’s that? You’re breaking up.
(電話で)「@&%$#」「なんて?声が途切れてて聞こえないよ」 - What’s that? −Oh, nothing.
「何て言ったの?」「いや、なんでもないよ」
どれも “that?” の部分を上げ気味に発音して、全体的にサラッと言うのがポイントです。
“What was that?” も覚えておきたい
“What’s that?” と意味・使い方ともに同じですが、
What was that?
とも言います。これも「なんて言ったの?」と相手が言ったことを聞き取れなかった時に使えます。
また、1回目に聞き取れなかった時に “What’s that?” とサラッと聞いて、それでも聞き取れなかった場合には、
- So sorry. What was that again?
本当にごめんなさい。なんて言いましたか?
みたいに使うこともできますよ。相手はもう一度同じことを繰り返してくれるはずなので、もし一部分だけ(1単語だけ)聞き取れない場合には、以前に紹介した方法も試してみてくださいね↓
聞き返すのは気が引ける…という気持ち、とってもよく分かります!でも、一度聞き返すぐらいはネイティブも普通にやっていることなので気にする必要はないですし、相手はあなたが思っているほど気にしていないことが多いです(日本語の会話でも聞き取れなくて聞き返すことがあるのと同じです)。
もし相手が早口すぎて聞き取れない場合には、“Could you please speak a little slower?” とお願いしてみるのも手ですね。