“implosion” ってどんな意味?

この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。

“implosion” という単語をご存じでしょうか?

私はこれまで知らなかった単語なのですが、ここ数日は英語のメディアに出てこない日はないと言っていいほどよく使われています。

オンライン英英辞書でも検索数が急増している “implosion” ってどんな意味なのでしょうか?

メルマガに登録

記事の更新のお知らせをメールでお知らせします。配信時間は12時と19時頃です。
お名前の登録は必須ではありません。メールアドレスだけでも大丈夫です。
登録フォームの仕様で、お名前の名と姓が英語と同じになっています。ご注意ください。
目次

“implosion” は名詞、動詞は “implode”

“implosion” は名詞で、その動詞は “implode” です。

どちらも英語メディアで最近とてもよく見かける単語ですが、日常生活で使うような単語ではありません。

ところが、これらの単語を注意深く見てみると「あっ!」と気付く方もいらっしゃると思います。

その理由は、この反対語を知っている人は多いからです。

その反対語とは…”explosion” と “explode” です。

“ex-” は「外へ」、”im-” は「中へ」

“explosion” とは「爆発」ですよね。そして “explode” は「爆発する」です。

これらは “ex-(外へ)” で始まっているので、圧力が内側から外側へ向かって破壊する=爆発するというイメージです。

それに対して “implosion/implode” は “im-” で始まっていますが、これは「中へ」を表します。

なので今度は反対に、圧力が外側から内側に向かって破裂するのが “implode”、そしてその名詞が “implosion” です。

この “ex- / im-” を使った反対語関係にある別の単語を皆さんはご存じだと思います。それは、”export(輸出する)” と “import(輸入する)” です。これも「外へ」と「中へ」の関係ですよね。

そして、”implsion” と “implode” が英語メディアに頻出している理由は、先日起こった潜水艇の事故のニュースが連日報道されていて、その中に出てくるからなんです。

報道に見る “implosion” と “Implode”

タイタニック号の残骸を見学するツアーに向かう途中で行方不明になっていた潜水艇「タイタン」。ニュースを読むだけで胸が苦しくなリましたが、潜水艇は深海の高い水圧に耐えきれず、外からの圧力によって壊滅的な破壊が起こったのではないかと言われています。

この、圧力が外側から内側に向かって破壊するのが “implode” です。

日本のメディアでは「圧壊」「破壊」「爆縮」「内破」などいくつかに訳されていて、私は「圧壊?」「爆縮?」「内破?」と知らない言葉ばかりだったのですが、英語の “explosion” の反対を思い浮かべるとイメージしやすかったです。

英語メディアに登場したタイトルを並べてみると…

  • Titan sub implosion: What we know about catastrophic event −BBC
  • What caused the Titan to implode? −AP News
  • What’s next in the search for the imploded submersible? −CNN

ちなみに、上のBBCでは “implosion” を “violent collapse inwards” と言い換えていて、こちらも分かりやすいなと思いました。「中心へ向かう激しい崩壊」みたいな感じですね。

また、今回のタイタン号のような「潜水艇」は “submarine” ではなく “submersible” と言うそうですよ。

よければシェア・保存してね
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次