今月開幕するバレーボールのワールドカップ。
パリ五輪の予選も兼ねているということで、メディアでの露出も増えてきましたね。
ところで、この「バレーボール」。英語で書けますか?
スペリングにも自信がある方、正しく発音できますか?
実はスペリングも発音も意外とややこしいんです。
「バレーボール」の正しいスペリングは?
「バレーボール」を英語で書こうとしてスペリングが分からなかったのは、私です。
まず最初のアルファベットが「B」なのか「V」なのか悩みませんか?正解は「V」で始まります。英語で書くと、
volleyball
が正しいスペリングです。しかもワンワード。昔は “volley ball” だったそうですが、1952年からはワンワードで綴るようになったそうです。
「ビーチバレー」も英語では “beach volleyball” と言いますよ。
“volley” とはテニスで言う「ボレー」、サッカーの「ボレー(シュート)」などの “volley” のことで、ボールが地面に落ちる前に打ち返したり蹴ったりすることを指します。バレーボールもボールが地面に落ちる前に拾って打ち返す競技ですよね。
同じ “volley” が日本語では「ボレー」になったり「バレー」になったりするのが面白いところです。
ちなみに、踊る「バレエ」は英語で書くと “ballet”、シリコンバレーの「バレー」は「谷」なので “valley” ですね。ちょっとずつ微妙に違います。
「バレーボール」の英語の発音は?
スペリングもさることながら「バレーボール」は発音もなかなか手強いです。「バレー」というカタカナ読みは完全に忘れた方がいいです。
“volleyball” の発音は、
イギリス英語 /ˈvɒlibɔːl/
アメリカ英語 /ˈvɑːlibɒːl/
なので、イギリス英語では「ヴォリボー」みたいに聞こえます。アメリカ発音では「ヴァリボー」に近いですが、ポイントは3つです。
- アクセントは最初に来る
- vとbの両方が出てくるので間違えない
- “volley” の ley の部分は「レー」ではなく「リ」
カタカナ読みの「バレーボール」では全然通じないはずです。全然違いますね。
ちなみに、先ほど出てきた “valley(谷)” と “ballet(バレエ)” の発音記号も一応載せておくと、
- valley /ˈvæli/
- ballet /ˈbæleɪ/
です。こちらはどちらも /æ/ の音なんですね。
ワールドカップバレーは来週9月16日(土)に女子の試合が始まり、30日(土)から男子が始まります。世界トップレベルのプレーを見られるのが楽しみです!!