英語で急に道を聞かれて困ったことはありませんか?教えてあげたいけど、英語でなんて言うのかが分からない…ということもあるかもしれません。
私が実際に道を聞かれて「あれ?これって英語でなんて言うんだろう?」と疑問に思ったのが「〜の向かい側です」「〜の向かいにあります」という表現です。
覚えておくと日常会話でも役立つ「〜の向かい」の英語表現を2つ紹介します!
「〜の向かい(側)」は英語で何て言う?
日本語なら何てことのない「〜の向かい」という表現。英語ではどうでしょうか?
私も咄嗟に言えなかったのですが、日常会話で「新しいお店ができたんだよ。○○の向かい側」「△△ってどこにあったっけ?」「○○の向かいにあるよ」みたいに結構出てくるので覚えました。
そんな「〜の向かい(側)」を表す方法は、
across from 〜
opposite 〜
の2つです。それぞれの使い方を見てみましょう!
“across from 〜” で表す「〜の向かい」
まずは “across from 〜” から。「〜の向かい」でこの表現をパッと思いついた方も多いのではないでしょうか。
例文を挙げてみると、
- The shop is across from ○○ Restaurant.
その店は○○レストランの向かいにあります - It’s across from the post office.
それは郵便局の向かいにあります - There’s a supermarket right across from the hotel.
ホテルの真向かいにスーパーがあります
「道を挟んだ向かい側に」のイメージですね。”across” だけだと「〜を横切って」という意味になってしまうので、必ず “from” が必要です。
「〜の向かい」と言えば、日本ではこの “across from 〜” がよく知られている印象ですが、英英辞書にこんな記載を見つけました↓
Especially in American English, across from is used to refer to people or objects being ‘opposite’ or ‘on the other side’:
Cambridge Dictionary
特にアメリカ英語で使われると書かれていて「なるほど〜」と思いました。ニュージーランド(イギリス英語圏)では、次に紹介する “opposite” の方をよく耳にしていたからです。
“opposite 〜” で表す「〜の向かい」
“opposite” は「反対の」という形容詞の意味もありますが、実は前置詞で「〜の向かいに」という意味もあって、イギリス英語ではこの “opposite 〜” で「〜の向かいに」を表すことが多いようです。
使い方は簡単。上に出てきた例文の “across from” を “opposite” に置き換えるだけです。
- The shop is opposite ○○ Restaurant.
その店は○○レストランの向かいにあります - It’s opposite the post office.
それは郵便局の向かいにあります - There’s a supermarket right opposite the hotel.
ホテルの真向かいにスーパーがあります
1は店とレストランが、2は「それ」と郵便局が、3はホテルとスーパーがそれぞれ道を挟んで向かい合っているのを想像してくださいね。
一つ注意したいのは、”opposite” の後ろには直接「何(誰)」が入ることです。”opposite to 〜” や “opposite of 〜”、”opposite from 〜” ではなく、”opposite 〜” が正解です。
道の向こう(反対)側 “across the street” も覚えておきたい
最後にもう一つ、”across the street (from 〜)” という表現でも「〜の向かい」が表せるので、サラッと紹介したいと思います。
例えば、上で紹介した “across from” を使ったこんな文章があるとします↓
- The hotel is across from the post office.
そのホテルは郵便局の向かいにあります
道を挟んでホテルと郵便局が向かい合っているのを想像してください。これはこんなふうにも言えるんです↓
- The hotel is across the street from the post office.
“across from 〜” ではなく “across 〜” なら「〜を横切って」という意味になるので「〜」に入る名詞は「横切られるもの」になります。例えば「道」「川」などですね。
“across the street” なら「通りの向こう側(反対側)」という意味になるので、
- The hotel is across the street.
そのホテルは通りの向こう側にあります - The hotel is across from the post office.
そのホテルは郵便局の向かいにあります
の2つが合わさったのが、
- The hotel is across the street from the post office.
ホテルは通りの向こう側にあります
ということですね。”across 〜” と “across from 〜” はごちゃ混ぜになりやすいので、一度ゆっくり頭の中を整理してみましょう。
■道案内で役立つ英語表現はこちらでまとめて紹介しています!