“think twice”。直訳すると「二度考える」ですよね。
“Don’t think twice.”。これは「二度考えないで」でしょうか。
今回はネイティブが口語でよく使う “think twice” の意味と使い方を紹介したいと思います!
“think twice” の意味とは?
“think twice” とは「よく考える」という意味で使われるフレーズです。
英英辞書を見てみると、
to carefully consider whether what you are planning to do is a good idea
macmillan dictionaryより
と書いてあるように「(しようとしていることが)そうするのがいいのかどうかよく考える」というニュアンスです。「熟考する、もう一度よく考える」ということです。
「二度考える」からイメージを膨らませていくと難しくないですね。
- Think twice before posting on social media.
SNSに投稿する前によく考えなさい - Always think twice before you make a decision.
何かを決める時は必ずよく考えなさい - If I were you, I’d think twice about it.
私だったら(もう一度)よく考えてみるな - You might want to think twice.
(もう一度)よく考えた方がいいかもしれないよ - He should have thought twice before saying that.
彼はあんなこと言う前によく考えるべきだったね
“not think twice” の意味とは?
“think twice” の使い方で覚えておきたいのは、否定形で使われることも多いということです。
例えば “not think twice” は「二度考えない」と訳してしまうと意味がわかりにくいですが、こんなニュアンスで使われるんです↓
to do something immediately, without considering whether it is a good idea
macmillan dictionaryより
「(それがいいかどうか)よく考えない→じっくり考えない=ためらうことなく(躊躇せず・迷わず)〜する」です。
例えば、英語のニュースを読んでいてよく見かける使い方は、誰かが溺れそうになっているのを発見して、すぐさま救助に向かった人が後のインタビューで、
- I didn’t think twice.
- I jumped into the water without thinking twice.
と言うような使い方です。この場合は「よく考えなかった→考えることなく迷わず飛び込んだ、ためらうことなく(躊躇せず)飛び込んだ」みたいなニュアンスです。また、
- I took the job without thinking twice.
なら「迷うことなく(即決で)その仕事のオファーを受けた」という意味になります。
他には、何かを強力にオススメする時なんかに、
- These are expensive but well worth it. I wouldn’t think twice about buying these again.
高いけどそれだけの価値は十分ある。買うとしたら迷わずまたこれを買うよ
みたいに言うこともできますよ。
“Don’t think twice” も覚えておきたい
否定形の中でも、相手に “Don’t think twice 〜” のように言うと「躊躇せずに・ためらわずに→遠慮なく」の意味にもなります。例えば、
- If you need anything please don’t think twice about calling me.
もし何か必要なものがあれば遠慮なく電話してね
みたいな感じですね。
他にも「Don’t think twice=よく考えるな」という意味そのまま、
- Don’t think twice about it.
(それについて)クヨクヨ考えないで、クヨクヨしないで - Don’t think twice about it, just do it!
いろいろ考えないで、ただやるだけだよ!
みたいにも使いますよ。
いくつかの使い方を紹介しましたが「think twice=よく考える」の基本イメージをしっかり押さえておくと、結構使い勝手のいい表現だと思います。