今回の1分英語は「ぼやく」を英語にしてみたいと思います。
周りにいませんか?やたらとぼやく人。
そんなとき「彼はずっとぼやいている」を英語にしたいときなんていえば良いのでしょう?
「ぼやく」を英語でなんていう?
そもそもなんですけど「ぼやく」ってどういう意味なんでしょう?
国語辞書を調べてみると「ぶつぶつと不平や泣き言をいう」と書いてありました。まずはその辺を英語にしてみましょう。
Complain
わかりやすいこんな言い回しがあります。
He always complains
彼はいつも文句を言っている
でも、実はcomplain=ぼやく」と訳してしまうのは、少し乱暴というか「ぼやく」のニュアンスを表し切れていません。それよりもピッタリな言い回しが2つほどあるんです。
Grumble
“complain”よりも「ぼやく」にぴったりなこんな言い回しがあります。
They often grumble about wages.
彼らはよく給料のことでぼやいている
“grumble”は”complain”と同じように「文句を言う」という意味があるんですけど、そこに「機嫌が悪い」という意味が含まれます。
つまり”complain”は「文句を言う」「クレームを言う」という言葉の中に「機嫌が悪い」という意味が含まれていないんです。
冷静に事実を事実として言う文句は”complain”で、「不機嫌な状態」で文句を言うのが”grumble”なんですね。「ぼやく」というニュアンスの中には「機嫌が悪い」が含まれていると考えると”complain”より”grumble”のほうが「ぼやく」に近い表現だと思いませんか?
mutter
“mutter”は”grumble”や”complain”が周りの誰かに言っている「ぼやき」なら、”mutter”は誰に言うでもなく、ブツブツとぼやくことを言います。
わかりにくいかもしれませんね。
例えば「その従業員はサービス残業をぼやいた」を上で紹介した3つの表現を使って説明してみましょう。
“The employee complained about unpaid overtime”
この表現には「機嫌の悪さ」が含まれていないので、従業員は冷静に上司や経営陣に対して、文句を言っているかもしれません。
でも、一方”grumble”を使って”The employee grumbled about unpaid overtime”というと、その従業員は機嫌が悪く、誰かに対して「やってらんねえよなぁ」とかぼやいているわけです。
そして最後の”mutter”を使った場合は、誰に言うでもなく「ったく…」とぼやいています。
今日のまとめ
「ぼやく」一言とってもいろいろな言い方がありますね。
“complain”は「文句を言う」と捉えて、”grumble(声に出してぼやく)”と”mutter(ぼそっとぼやく)”を上手に使い分けてみてくださいね。
繰り返しフレーズに触れて復習しましょう!
何かを覚えるとき、復習をすると学習効果がすごく高いそうです。
そこで、【1分英語】シリーズでは、「前回」「3話前」「10話前」に出てきたフレーズを穴埋め形式にして紹介していきます。
前回からの出題
「それ、アメとムチですね?」を英語にしてみましょう。
That’s a ______ and _____ approach, isn’t it?
「コーチはアメとムチを使ってチームのモチベーションを上げようとしている」を英語にしてみましょう。
The coach is trying to use the ______ and _____ method to motivate the team.
答えは「「アメとムチ」って英語でなんて言う?」をご覧ください
3話前からの出題
「言い訳は聞きたくありません」を英語にしてみましょう。
I don’t want to hear any _______
「それは言い訳(良い理由付け)だね」を英語にしてみましょう。
That’s a good ______
答えは「「言い訳をする」って英語でなんて言う?」をご覧ください。
10話前からの出題
「僕はもう失うものがないから、ダメ元でやってみるよ」
I will take a chance because I have _______ to ____
「ダメ元でやってみたら?」
Why don’t you give it a ____
答えは「【1分英語】「ダメ元でやってみる」って英語でなんて言う?」をご覧ください。
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