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日本語で「どちらかと言うと」って、どんな場合に使いますか?
「今晩、出かけない?」「んー、今日はどっちかというと家でまったりしたいんだよね」や「私はどちらかというと犬派です」のように使うこともありますよね。
または、彼女が夕食を作ってくれて「味はどう?」と聞かれたときに「どっちかというとちょっと塩っぱいかな」のように、角を立てないように敢えて使うこともあるかもしれません。
こんな「どちらかというと」「どっちかというと」って、英語でどう表せばいいのでしょうか?
「どちらかというと〜したい(したくない)」を英語で
まずは冒頭に登場した会話を振り返ってみましょう。
「今晩、出かけない?」
「んー、今日はどっちかというと家でまったりしたいんだよね」
こんな「どっちかというと〜したい(したくない)」によく使われるのが “would rather” です。
上の会話を英語で表現するとしたら、
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のような感じになります。この “would rather” の意味はCambridge Dictionaryによると、
used to show that you prefer to have or do one thing more than another
なので、他のもの(こと)よりも何か1つのものがいい、何か1つのことがしたいということですね。また、
- I’d(=I would) rather not answer that question.
その質問にはどちらかと言うと答えたくありません
のように “would rather not+動詞の原型” を使えば「どちらかというと〜したくない」という意味になるので、やりたくないことをやんわり断ることができます。
“more of a 〜” で表す「どちらかというと〜だ」
「私はどちらかというと犬派です」
これ、英語にするのは難しそうな気がしませんか?
でも実は、誰もが知っている単語だけを使って表すことができるんです。
それは “more of a 〜 (than …)” というフレーズ。
2つのものを引き合いに出して「どちらかと言うと(…よりは)〜だ」という意味になり、後半部分の “than …” は省略することも可能です。
「私は犬派です」は以前に紹介したように “I’m a dog person” で表せるので、これらの表現を組み合わせると「私はどちらかというと犬派です」は、
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- I’m more of a dog person.
となります。
また、口語では “more like 〜” と言うことも多いです。
例えば、ムースみたいなケーキを食べたときに、
- This is more like a mousse than a cake.
と言えば「ケーキって言うより、どっちかっていうとムースに近いね」というニュアンスが上手に表せますよ。
「どちらかというとちょっと〜だ」を英語で言うと?
では、最後に「どっちかというと、ちょっと塩っぱいかな」のような「どちらかというとちょっと〜だ」という表現も紹介しておきましょう。
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これもまた簡単な単語だけを使って、”on the 〜 side” で表すことができるんです。
これは上で紹介した2つの「むしろ」というニュアンスの「どちらかというと」とは少し違って、普通よりも「ちょっとだけ、少し」「〜気味」「〜寄り」というニュアンスを持つのが特徴です。
これを使うと、冒頭の「どっちかというと、ちょっと塩っぱいかな」は、
- It’s a bit on the salty side.
と、これまた微妙なニュアンスをスッキリ表すことができます。
さらに「そのレストランはどちらかというと高級なほうかな」なんていうのも、シンプルに、
- The restaurant is on the pricey side.
で表せるんです。口語で使われることが特に多く、私の印象ではネガティブなこと・ズバッと言いにくいことを表す場合に、特によく使われる気がします。そういった意味では “-ish” に似ていますね。
少しずつ表現の幅を広げよう!
今回紹介したフレーズは、知らなくても日常会話で困ることはないと思います。
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でも「こんなニュアンスを伝えたいのに、うまく伝えられない…」という場合って、ほとんどがちょっとしたプラスαの表現であることが多いですよね。
今回登場したフレーズたちが、そんな時にお役立てば嬉しいです。
■「犬派/猫派です」「紅茶派というよりはコーヒー派です」のような、知っているとかなり応用のきく表現はこちらで紹介しています!↓
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