「〜しましょうか?」に “Shall I” は使わない?

今回は、誰かに対して「〜しましょうか?」と自分から何かを提案する時のお話です。

「(私が)〜しましょうか?」「〜しようか?」を英語にして下さい、と言われたらどんな単語で文を始めますか?

学校で習ったのはおそらく、“Shall I 〜?” というフレーズではなかったでしょうか。

でも実は “Shall I 〜?” って、日常会話でそれほど耳にしないんです。それよりも圧倒的によく使われる表現を紹介します!

目次

「〜しましょうか?」と言うシチュエーション

まず、どんな時に「〜しましょうか?」と言うかを考えてみましょう。

例えば、観光地でカップルや家族連れが写真を撮ろうとしてる時。誰かがカメラのシャッターを押さないといけないので、全員で写真におさまることはできません。

そんな風景を見かけたらこう声をかけませんか?「写真を撮りましょうか?」と。

「〜してあげるよ」と言うと、一方的な感じがしてしまうし、時にはちょっと押し付けがましく思われるかもしれません。

自分から何かしてあげましょうと申し出ながらも、相手にも「どうですか?」と意向を伺う場合に「〜しましょうか?」「〜しようか?」と言いますよね。

「写真を撮りましょうか?」を英語で言うと?

学校の英語の授業では「〜しましょうか?=Shall I 〜?」と習ったような気がします。

なので、上のように「写真を撮りましょうか?」と英語で声をかける時には、

という文が浮かぶ方も多いのではないでしょうか。(“photo” と “picture” の違いはこちら)。でも残念ながら、こんな場面では “Shall I 〜?” は実はあんまり使われないんです。

その代わりにとってもよく使われるのが、

Would you like me to 〜?
Do you want me to 〜?

を使った表現です。

「〜しましょうか?」は “Would you like me to 〜?”

「写真を撮りましょうか?」と尋ねる場合に、私がネイティブからとてもよく耳にしたフレーズはこちらです↓

  • Would you like me to take a photo/picture for you?
  • Would you like me to take your photo/picture?
  • Would you like me to press the button for you?

Would you like me to 〜?” や、同じ意味でもっとカジュアルな “Do you want me to 〜?” が「〜しましょうか?」を英語で言う時の定番なんですね。

私もこれを知らなかった時は “Shall I 〜?” を使っていましたが、ある日友達と写真を撮ろうとしていた時に近くにいた人にこう言われて以来、注意して聞いていると、“Would you like me to 〜?” や “Do you want me to 〜?” がとってもよく使われていることに気付きました。

日本語に直訳すると「私に〜して欲しい?」なので、日本人的には「それってちょっとどうなんだろう…」と感じるかもしれません。

でも、心配はいりません。英語ではこれが自然に聞こえるようです。日本語訳で考えてはいけません。

“Would you like me to 〜?” の登場頻度が高い理由

ニュージーランドで暮らして、日本の習慣とは違うなと感じることが多々ありました。

もちろん文化も言葉も違う国なので当たり前のことなのですが、日本で長く暮らしていた私にとっては、いろんな場面でで “Would you like me to 〜?” や “Do you want me to 〜?” と聞かれるのはかなり衝撃でした。

日本で買い物をしたら、今でこそ「袋いりますか?」と聞かれることもありますが、何も言わずに袋に入れてくれることも多いです。デパートでは雨の日に買い物をすると、紙袋に雨よけのビニールまで被せてくれたりしますよね。それも、わざわざお願いしなくても当たり前のようにやってくれます。

ところが、ニュージーランドでは違います。

「これ、どう見ても袋要るよね」というような場面でも “Would you like a bag?” と聞かれ、何かやってくれる前にも必ず “Do you want me to 〜?” と聞いてきます。何も聞かずに気を利かせて「○○しといたよー」なんて事は、ほとんどありません。

逆に「○○しといたよ」とこちらが気を使っても「そんなことしなくてよかったのにー」と言われることもあったりして、私もだんだん「事前に聞く」という “Would you like me to 〜?” や “Do you want me to 〜?” を使う習慣がつきました。

なぜ “Shall I 〜?” は使わない?

最後になりましたが、上のような場面で “Shall I 〜?” があまり使われないのはなぜなのでしょうか?

全く使われない訳ではないので、“Shall I 〜?” が間違っているということではありません。ただ、実は “Shall I 〜?” は、相手と一緒に何かを決めようとしている場面で使われることが多いんです。

例えば、友達と持ち寄りでパーティーをすることになったら、

  • Shall I bring a bottle of wine?
    ワイン持って行こうか?

みたいに提案する感じですね。何かを決める時に、どうするのがベストか相手の判断を仰ぐような、相手の意向を尊重するニュアンスがあります。

少し話が逸れましたが、今は日本のあちこちに海外旅行者があふれていますよね。自撮りで写真を撮ろうとしている人たちがいたら “Would you like me to take a photo?” と話しかけてみるのもいいかもしれません。そこから生まれる会話はきっと楽しいものになると思います。

■海外からの旅行者と話をする時は、こんな英語表現も役に立つかもしれません↓




“Do you want me to 〜?” と “Would you like me to 〜?” に関連するコラム

■“Do you want me to 〜?” と “Would you like me to 〜?” についてはこちらでも紹介しています↓

■カフェや電車・バスなどで他の人のために「席を移動しましょうか?」とオファーする時にも “Would you like me to 〜?” がよく使われます↓

■コンビニでよく耳にする「これ、温めますか?」も今回紹介した “Would you like me to ~?” で表せます。でも、他の言い方もあるんです↓

「〜しましょうか?」と言われた時の返事

■お断りするときに役立つフレーズはこちらで紹介しています↓

■「そうしてもらえたら助かります」とオファーを受け入れる時の定番表現はこちら↓

■オファーを受け入れるときには “Yes.” ではなく、“Yes, please.” が基本です!↓

メルマガに登録

記事の更新のお知らせをメールでお知らせします。配信時間は12時と19時頃です。
お名前の登録は必須ではありません。メールアドレスだけでも大丈夫です。
登録フォームの仕様で、お名前の名と姓が英語と同じになっています。ご注意ください。
よければシェア・保存してね
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次