皆さんはサッカーのワールドカップを見ていますか?
ドイツ戦は1点を先制されたまま前半を終了し、どうなるかなと思いましたが、後半に入ってからの逆転はすごかったですね!
優勝候補のサウジアラビアが初戦でまさかの逆転負けをしたりと話題は尽きないサッカーW杯ですが、今回のコラムでは「◯対◯で勝つ、負ける」の英語表現を紹介したいと思います。
「サッカー」を英語で言うと?
まずは「サッカー」の英語から復習してみましょう。
「サッカー」を英語で言うと、どうなるでしょうか?
簡単ですよね。そのまま、
soccer
です。ただ、これはアメリカ英語なので、イギリス英語では、
football
のほうがよく使われます。ニュージーランドもイギリス英語の影響が強いので、サッカーのワールドカップのニュースでは “Football World Cup” と表記されていることが多いです。
ちなみに、アメリカ英語で “football” は「アメリカンフットボール(アメフト)」を指すので、ちょっとややこしかったりもします。
「2対1」「2対0」を英語で言うと?どう読む?
では、次に「2対1」「2対0」のようなスコアを表す英語表現を見てみましょう。
文字で書く場合には「2-1」「2-0」のように書いてありますが、これを英語で読むとなると悩みませんか?
「2-1」は “two to one” のように、点数の間に “to” を入れるのが基本の読み方です。
ただ「今の得点は?」と聞かれてサッと答えるときなどは、短く “Two-one, Japan(2対1で日本)” のように言うこともありますよ。
ちなみにサッカーで「0得点」の場合は、イギリス英語では “nil” という単語を使うことも多いです。
「1-0」が “one-nil”、「2-0」は “two-nil” といった感じですね。
「(◯対◯で)勝つ/負ける」を英語で言うと?
「勝つ/負ける」で真っ先に思い浮かべるのは “win” と “lose” ではないでしょうか。
今回は “win/lose” そして “beat” を使った「勝つ/負ける」の基本表現を紹介したいと思います!
■ win で表す「(◯対◯で)勝つ」
まずは “win” を使った例文を挙げてみると、
- Japan won the match.
日本は試合に勝った - We won the game (by) 2-1.
私たちは2対1で試合に勝った - Who won yesterday’s game?
昨日の試合はどっちが勝ったの? - Who do you think will win the 2022 World Cup?
2022年のワールドカップはどこが優勝すると思う?
などがあります。
“win” の過去形 “won” は発音を間違えやすいので注意してくださいね。「ウォン」ではなく「ワン(/wʌn/)」です。
“win” は「〜が勝つ」以外に、後ろに目的語を持ってくると「(試合など)に勝つ、1位になる、(賞など)をとる」という意味でも使われます。
なので、”win” の後ろは「誰」ではなく、上の例文のように「試合」「タイトル」が入ります。
対戦相手を入れたい場合には “against+誰” をくっつけて、
- Japan won against Germany.
- Japan won the game 2-1 against Germany.
日本がドイツに2対1で勝った
みたいに言うこともできますが、「誰に勝った」と言う場合には次に紹介する “beat” が使われることも多いんです。
■ beat で表す「(◯対◯で)勝つ/負ける」
“beat” の意味は「(相手・敵を)打ち負かす、破る」なので、これを使うと「(誰)に勝つ」が表せます。
- Japan beat Germany at the World Cup.
日本はワールドカップでドイツを破った - Japan beat Germany 2-1.
日本が2対1でドイツに勝った(ドイツを破った) - Do you think Japan can beat Spain?
日本はスペインに勝てると思う?
“beat” の活用は “beat-beat-beaten” なので、過去形も “beat” になることに注意してくださいね。
また、”beat” を受け身にして “be beaten” で「負ける」を表すこともできます。
- Japan was beaten 3-2 by Belgium at the 2018 World Cup.
日本は2018年のワールドカップでベルギーに3対2で負けた - Argentina was beaten 4-3 by France and eliminated in the round of 16.
アルゼンチンは4対3でフランスに負け(敗れ)、ベスト16で姿を消した
■ lose で表す「(◯対◯で)負ける」
「負ける」という意味でよく知られた “lose” も、”win” と同じように後ろには「試合」が来ます。「誰」をもってくることはできません。
「(誰)に負けた」と言いたい場合には “to+誰” になります。
- Argentina lost to Saudi Arabia 2-1.
アルゼンチンはサウジアラビアに2対1で負けました - Germany lost 2-1 to Japan.
ドイツは日本に2-1で負けた
そして「1点差で負けた/勝った」のような「◯点差で」を表す場合には “by” を使えばOKです。
- We won by just one goal.
1点差で勝った - They lost by one point.
1ポイント差で負けた
バスケットボールなど他の競技では “goal(s)” ではなく “point(s)”、野球やクリケットでは “run(s)” などが使われます。
スポーツの会話に役立つフレーズ
最後に、スポーツの試合にまつわる役立つフレーズを少しだけ紹介しておきましょう。
- What’s the score?
今、何対何? - What was the score?
何対何だったの? - Who’s winning?
今、どっちが勝ってる? - Who won?
どっちが勝ったの?
どれもシンプルな短いフレーズですが、サッカー以外の競技にも使えるので、ぜひ会話で役立ててみてくださいね!
■「日本vsサモア」の “vs” の意味と正しい略は?
■「前半/後半○分に」「ロスタイム○分に」を英語で言うと?
■「番狂わせ」「大番狂わせ」を英語で言うと?
■「優勝する」「1位になる」の英語表現や、”win” の使い方は以下のコラムで詳しく紹介しています↓
■「◯試合連続で」のような「連続で」の英語表現はこちらもご覧ください!↓