サッカーの日本代表が、親善試合でブラジルに3対2で勝利しましたね!
そこで今回のコラムでは、スポーツの試合には欠かせない「○対△で勝つ、負ける」の英語表現を紹介したいと思います。
「サッカー」を英語で言うと?
まずは「サッカー」の英語から復習してみましょう。必要のない方はここは飛ばしてくださいね。
「サッカー」の英語は学校で習いましたよね。そのまま、
soccer
です。ただ、これはアメリカ英語なので、イギリス英語圏では、
football
のほうが断然よく使われます。私が住んでいたニュージーランドもイギリス英語の影響が強いので、周りの人たちは “football” と言っていました。
ちなみに、アメリカ英語で “football” は「アメリカンフットボール(アメフト)」を指すので、ちょっとややこしかったりもします。
「3対2」「2対1」「2対0」を英語で言うと?読み方は?
では、次に「3対2」「2対1」「2対0」のようなスコアを表す英語表現を見てみましょう。
文字で書く場合には「3-2」「2-1」「2-0」のように書いてありますが、これを英語で読むとなると悩みませんか?これは、
「3-2」three to two
「2-1」two to one
のように、点数の間に “to” を入れるのが基本の読み方です。
ただ「今の得点は?」と聞かれてサッと答えるときなどは、短く “Three-two, Japan(3対2で日本)” のように言うこともありますよ。
ちなみにサッカーで「0得点」の場合は、イギリス英語では “nil” という単語を使うことも多いです。
「2-0」two-nil
「1-0」one-nil
といった感じですね。

「(◯対◯で)勝つ/負ける」を英語で言うと?
「勝つ/負ける」で真っ先に思い浮かべる単語は “win” と “lose” ではないでしょうか。
今回は “win/lose” そして “beat” を使った「勝つ/負ける」の基本表現を紹介したいと思います!
■ win で表す「(◯対◯で)勝つ」
まずは “win” を使った例文を挙げてみると、
- Japan won the match.
日本は試合に勝った - We won the game (by) 3-2.
私たちは2対1で試合に勝った - Who won yesterday’s game?
昨日の試合はどっちが勝ったの? - Who do you think will win the 2026 World Cup?
2026年のワールドカップはどの国が優勝すると思う?
などがあります。”win” の過去形 “won” は発音を間違えやすいので注意してくださいね。「ウォン」ではなく「ワン(/wʌn/)」です。
“win” は「〜が勝つ」以外に、後ろに目的語を持ってくると「(試合など)に勝つ、1位になる、(賞など)をとる」という意味でも使われます。
なので、“win” の後ろは「誰」ではなく、上の例文のように「試合」「タイトル」が入ります。
対戦相手を入れたい場合には「against+誰」をくっつけて、
- Japan won against Brazil.
- Japan won the match 3-2 against Brazil.
日本がブラジルに3対2で勝った
みたいに言うこともできますが「誰(どの国・チーム)に勝った」と言う場合には、次に紹介する “beat” が使われることも多いんです。
■ beat で表す「(◯対◯で)勝つ/負ける」
“beat” の意味は「(相手・敵を)打ち負かす、破る」なので、これを使うと「(誰・どのチーム)に勝つ」が表せます。
- Japan beat Brazil in a friendly in Tokyo.
日本は東京で行われた親善試合でブラジルを破った - Japan beat Brazil 3-2.
日本が3対2でブラジルに勝った(ブラジルを破った) - Did you think Japan would beat Brazil?
日本がブラジルに勝つと思ってた?
“beat” の活用は “beat-beat-beaten” なので、過去形も “beat” になることに注意してくださいね。
また、“beat” を受け身にして “be beaten” で「負ける」を表すこともできます。
- Brazil was beaten 3-2 by Japan.
ブラジルは日本に3対2で負けた
■ lose で表す「(◯対◯で)負ける」
「負ける」という意味でよく知られた “lose” も、“win” と同じように後ろには「試合」が来ます。「誰」をもってくることはできません。
- Brazil lost the game 3-2.
ブラジルは3対2で負けたよ - They lost two games in a row.
彼らは2試合連続で負けた
「(誰)に負けた」と言いたい場合には「to+誰」になります。
- Brazil lost to Japan last night.
ブラジルは昨夜、日本に負けました - Brazil lost 3-2 to Japan.
ブラジルは日本に3対2で負けました
そして「1点差で負けた/勝った」のような「◯点差で」を表す場合には “by” を使えばOKです。
- Japan won by just one goal.
1点差で勝った - They lost by one point*.
彼らは1ポイント差で負けた
*バスケットボールなど他の競技では “goal(s)” ではなく “point(s)”、野球やクリケットでは “run(s)” などが使われます。
スポーツの会話に役立つフレーズ
最後に、スポーツの試合にまつわる役立つフレーズを少しだけ紹介しておきましょう。
- What’s the score?
今、何対何? - What was the score?
何対何だったの? - Who’s winning?
今、どっちが勝ってる? - Who won?
どっちが勝ったの?
どれもシンプルな短いフレーズですが、サッカー以外の競技にも使えるので、ぜひ会話に役立ててみてください!
■「前半/後半○分に」「ロスタイム○分に」を英語で言うと?
■「優勝する」「1位になる」の英語表現や、”win” の使い方は以下のコラムで詳しく紹介しています↓












