WBCの侍ジャパンはオーストラリアを下し、3連勝を飾りました!次はチェコとの対戦です。
「日本対オーストラリア」を「日本 vs オーストラリア」のように “vs” を使って書くこともありますが、“vs” ってそもそもどんな意味なのでしょうか?
その意味と略語の書き方をおさらいしてみましょう!
“vs” は “versus” の略語
ご存じの方も多いと思いますが「日本 vs オーストラリア」のように対戦カードで使われる “vs” とは、
versus
の略です(発音は/ˈvɜː.səs/)。英英辞書では、
used to show that two people or teams are competing against each other in a game or court case
ロングマン現代英英辞典
と定義されています。簡単に言ってしまうと “against(対)” ということですね。
“versus” とは、ラテン語で “turn” を意味する “vertere” の過去分詞なんだそうで、これが “toward(s)” や “against” という意味になるようです。
- Japan versus Australia
日本対オーストラリア - Japan versus Czechia
日本対チェコ - last night’s Japan versus Australia match
昨夜の日本対オーストラリアの試合
もちろん、国名だけではなくチーム名を入れることもできますよ。
- the All Blacks versus the Wallabies
オールブラックス対ワラビーズ
“versus” の正しい略し方は?
“versus” は、日本では “vs” や “VS” のように書かれているのをよく目にすると思います。以前「VS嵐」というテレビ番組もありましたよね。
英語では “versus” を略すときには小文字の、
vs.
v.
が使われます。ピリオドをつけるのは略語を表す時の基本ルールです。
“vs.” は主にアメリカ英語、“v.” が主にイギリス英語で使われるという傾向はありますが、それだけではなく、訴訟の「○○(原告)対△△(被告)」を表す場合の略語は “vs.” ではなく “v.” が使われるという違いもあります。
ただ、実際にはピリオドなしの、
- vs
- v
や大文字も見出しなどでは使われているのを目にします。パッと見たときの見やすさやデザインを優先させているのかもしれませんね。
以前行われたワールドカップラグビーの公式サイト(英語バージョン)では大文字の「V」が使われていました↓

現在開催中のWBCの対戦表をMLB.comで見てみると、“vs.” でも “v.” でもない「@」が使われていますが、この「@」も対戦カードを表す時に使われます。

上のWBCの対戦表には当てはまりませんが、通常、「Yankees @ Red Sox」のように書く場合は@の後ろがホームチームになります。
“versus” のもう一つの意味
話を “versus” に戻しましょう。
スポーツや訴訟で「○○対△△」のように2つのものの「対立(against)」を表す以外にも、“versus” は使われます。
それは、異なる2つのもの・考え・選択肢などの「対比」を表す場合です。“as opposed to 〜” とか “in contrast to 〜” といった感じの意味になります。
- going out vs. staying home
出かけるか家にいるか - I decided not to do it after weighing the risks versus benefits.
リスクと利益を比較検討して、それをしないことにした
日本語でも2つのものを比較するときに「アメリカ英語 VS イギリス英語」や「iPhone vs Android」みたいに表現しますよね。それと同じです。
“vs.” と書いてあっても、読み上げる際は “versus” と略さずに読むことがほとんどだと思います。
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