週末のラグビーもまた素晴らしい試合でしたね!
日本対サモア戦の後半、そして試合終了間際のトライは鳥肌ものでした。
そして、昨日のニュージーランド対ナミビア戦では前半2分でナミビアが先制するという場面もありました。
そこで今回は、スポーツの試合でよく使われる “into” を使った「前半/後半○分に」の英語表現をお届けします!
「前半」「後半」「ロスタイム」を英語で
まずは「前半」と「後半」を英語でどう言うのかをおさらいしておきましょう。
日本語で考えるとちょっとややこしそうですが、英語はとてもシンプルです。
- 前半:the first half
- 後半:the second half
です。前半・後半はそれぞれ、試合時間を半分に分けたものなので「前半=最初の半分」「後半=2番目の半分」という表し方をするんですね。
ちなみに、ラグビーの「ロスタイム」は報道を見る限りでは、
- additional time
- injury time
- stoppage time
がよく使われているようです。ラグビーでは選手交代や負傷選手が出た場合などに審判が試合を止めていて、その分の時間なのでこんなふうに呼ばれるんですね。
「前半○分に」「後半○分に」を英語で言うと?
私がよく目にする「前半/後半○分に」は “into” を使った表現です。例えば、
- ○○ scored a try 15 minutes into the second half.
○○は後半15分にトライを決めた - Japan claimed a bonus point four minutes into additional time.
日本はロスタイム4分にボーナスポイントを獲得した - He received a yellow card ten minutes into the match.
彼は前半10分にイエローカードをもらった
3つ目の例文に注目してみてください。先ほど「前半」は “the first half” と紹介したのですが、実際のところ 「前半10分に」は “○ minutes into the match/game” のように「試合開始○分」といった表現をすることが多いように思います。
もちろん “ten minutes into the first half” でも間違いではありません。
“into” の意味とは?
“into” と言えば、容れ物や建物や場所などの「中へ、中に」というイメージですよね。例えば、
- My wedding ring fell into the sink.
結婚指輪がシンクの中に落ちた - He dived into the water.
彼は水の中に飛び込んだ - A car drove into the wall.
車が壁に突っ込んだ
みたいな感じです。ただ、そんな目に見える物理的な移動だけではなく、”into” には、
at or until a certain time
ロングマン現代英英辞典
という意味もあるんですね。この使い方が、今回紹介した “○ minutes into the match” の使い方です。スポーツの結果のニュースではよく目にしたり耳にしたりするので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
「前半(後半)○分」ではなく「75分」のように試合開始から数えて言う場合には “on 75 minutes” みたいにも言えますよ。
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