皆さん、英語で答えに困る質問をされて困ったことはありませんか?
私は、今住んでいるウェリントンという街に引っ越して来た時に、会う人会う人に「なぜウェリントンを選んだの?」と聞かれました。
答えは「街がいいなと思ったから」で、他に特に理由は無いんです。旅行で訪れたことがあって、街が好きだったからフィーリングで決めた、というのが大きな理由なので、この質問をされるといつも困ってしまいます。
こんな「答えに困る質問」をされることってありますよね。
そんな時、あなたはどうしていますか?
「うーん…」と言ったまま、無言で考え込んでしまっていませんか?
会話の途中で答えに困ったらどうする?
上の様なシチュエーションを日本語の場合で考えてみましょう。
日本語なら、ハッキリした答えが分からない時は「うーん、どうだろ?」などと言いながら考えますよね。
それが英語になると、どうでしょうか?
何と言っていいのか分からずに無言で考え込んでしまったこと、ありませんか?
答えに困ることは、誰でもあります。
私も「うーん…」と考えたあげくに “I’m not sure.” しか出てこなかったことが何度もあります。
でも、ネイティブの人たちと話していて、あることに気付きました。
いきなり無言になってしまったら、相手の人はどうしたらいいのか戸惑ってしまうんです。
答えに困った時も、とりあえず何か言おう
何も言わずに無言で考え込んでしまったら、質問をした人は何で相手が急に黙り込んでしまったのか不安になります。
「何か気に障るようなこと言ったかな?」と不安になったり、英語が得意ではないと相手が分かっている場合は「答えに悩んでいるのか、英語が分からないのか、どっちなんだろう?」と疑問に思われることもあります。
質問は分かっているけど、答えが「さぁ、どうだろ?」というような場合は、いきなり無言で黙り込むよりも、相手にそう伝えてあげた方がいいですね。
だからと言って、毎回毎回 “I’m not sure.” や “I don’t know.” と言うのもどうかな?と思ったりしませんか?
答えに困った時に活躍する “That’s a good question”
答えに困る質問をされた時には、とりあえずこう言ってみましょう↓
Good question!
That’s a good question.
That’s a very good question.
これらは「それはとてもいい質問だね!」と、そのままの意味で使われることもありますが、会話の中でよく使われるのが「答えに困る(答えが分からない)質問をされた時」なんです。
“That’s a good question!” とポンと言っておいて、その間に “Hmm…” や “Let me see…” と時間を稼いで考えたりすることもあれば、
- That’s a good question! I have no idea!
のように使われることも多いです。
即答できなくても、とりあえず “That’s a good question.” と言うことで、相手には「ちょっと答えに困るなぁ…」「答えが分からないなぁ…」というニュアンスを伝えることができるんですね。
会話は言葉のキャッチボール
英語が出てこない場合は「えーっと」や「うーんと」と考え込んだり、固まってしまうこともありますが、そんな時も単語でもいいので何か伝えるように心がけましょう。
答えに戸惑う場合には、他に “Well…” もよく使われます。
会話は言葉のキャッチボールなので、ボールを投げた相手はどんな形であれ、返ってくるのを期待しています。
英語で何と言っていいのか分からない時は、”I don’t know how to say this in English.” と返すだけでも、相手はそれに対してまた何か反応してくれるはずです。
答えに困る質問をされた時に役立つ “That’s a good question” ですが、多用しすぎると何も答えられない人なのかな…と思われたりすることもあるので、使いすぎには注意しましょう(笑)
ちなみに、”I don’t understand.” は「理解できない」という意味で、相手が言っていることが分からない場合に使うフレーズです。質問の答えが分からない場合には使いません。
■いろんな「分からない」の表現はこちら↓
■「えーっと」「あのー」などの会話で役立つつなぎ言葉はこちらで紹介しています↓