「間違える」を英語で言うと?と聞かれたら、あなたは何て答えますか?
“make a mistake” を思い浮かべた人も多いかもしれません。
確かに “make a mistake” は「間違える」ですが、他にも口語でとてもよく使われる、知っておくと役に立つ「間違える」もあるんです。
「間違える」を英語で言うと?
「間違える」の英語と言えば “make a mistake” というフレーズを学校で習いましたよね。
先日、私がメールマガジンを登録しているショップからメールが届いて、そのタイトルが
- Oops, we made a mistake.
でした。内容は、その前に送られてきていたメルマガに書かれていたセール内容が間違えていた、というものでした。
こんなふうに “make a mistake” は「間違える(ミスをする)」を表す場合に使われるベーシックな表現ですが、実は他にもとてもよく使われる表現があります。
例えば、娘を眼科に連れて行ったときのこと。視力検査が始まり、片目を隠されて「これは何?」と先生に聞かれたところ、娘はよく見えなかったらしく「うーん…」と考えていると、先生がこう言いました。
「間違えても構わないのよ」と。実際には、
- It doesn’t matter if you ○○○ it ○○○○○.
と言ったのですが、上の○の部分にはそれぞれどんな単語が入ると思いますか?
副詞の “wrong” で表す「間違える」
先生が言ったのは、
- It doesn’t matter if you get it wrong.
でした。こんな、副詞の “wrong” を使った「間違える」「間違えた」は口語でとってもよく使われます。例えば “get 〜 wrong” は、
- I got the time wrong and missed the meeting.
時間を間違えてミーティングに出席し損なった - I’m sorry I got your name wrong.
あなたの名前を間違えてすみません - I got two wrong out of 50 (questions).
50問中、2問間違えました - Sorry, we got the price wrong. It is $1,000 not $100.
値段を間違えました。100ドルではなく1000ドルです
“get” 以外の動詞を使って「動詞+wrong」という形で「間違って〜する」を表すこともよくありますよ。
- You’re doing it wrong.
やり方を間違えてるよ - He spelled my name wrong.
彼は私の名前のスペリングを間違えた - What am I doing wrong?
私は何を間違えているんだろう(何がいけないんだろう)?
「動詞+wrong」といえば「get+人+wrong」や「hear+人+wrong」なんかも口語でよく出てきますよ。
- Don’t get me wrong.
誤解しないでね - I didn’t say that. −Oh, I must’ve heard you wrong then.
「私そんなこと言ってないよ」「じゃ、聞き間違えたに違いない」
形容詞の “wrong” で表す「間違えた」
副詞の “wrong” の他に、形容詞の “wrong” も「間違える、間違えた」を表す、とってもナチュラルな表現です。
この場合は「wrong+名詞」という形で「間違った(違う)〜」という意味になりますが、日本語で言う「〜を間違えた」を表すときにピッタリなんです。
- I got on the wrong train.
乗る電車を間違えました - I got off at the wrong station.
降りる駅を間違えました - I bought the wrong size.
サイズを間違えて買いました
■「間違えて〜した」の英語表現はこちら↓
■”wrong” の使い方はこちらでも紹介しています↓