ニュージーランドは夏真っ盛り。スイカが美味しい季節で、毎日のように食べています。
スイカと言えば皮の縞模様が特徴的ですよね。ところが、ニュージーランドでは日本ではあまり見かけない品種の、全体が深い緑色に覆われたボーリングの玉みたいなスイカが売られています。
では「品種」「違う品種」「品種が違う」って英語でどう言うのでしょうか?
「品種」を英語で言うと?
野菜や果物の話をするときに「品種」って意外とよく使う単語なのですが、言えそうで言えない英語かもしれません。
「品種」は英語で、
variety
と言います。「変化に富んでいること」というのがコアなイメージで、バラエティ番組の「バラエティ」もここから来ているようです。歌やトーク、コメディーなどいくつかの種類を組み合わせた番組というのが元々の意味で「お笑い」という意味はありません。
英語の “variety” の発音は /vəˈraɪ.ə.ti/ なので「バラエティ」とはちょっと違いますね。
“variety” の意味と使い方
野菜や果物、植物の「品種」は “variety” という単語を知らなくても、”kind” や “type” でも通じます。
ただ、”variety” は「(同類の中の)種類」という意味で、やはり「品種」を表す場合にはネイティブは “variety” をよく使うなぁと感じます。
- This watermelon looks different. −It’s a different variety.
「このスイカ、見た感じが違う」「違う品種だよ」 - These are different varieties.
これらは品種が違います - How many different varieties of apples are there?
りんごの品種はいくつあるの? - This variety of tomato is easy to grow.
この品種のトマトは育てやすい
こないだ家族でブルーベリー摘みに行ったのですが、そこでも農園の人が、
- Today we have three varieties.
品種が3種類あります
と教えてくれました。
“a variety of” も覚えておきたい
“variety” と言えば、”a variety of 〜” という形でもとてもよく使われます。これは、
a collection or number of people, things, ideas etc that are all different from one another
(Macmillan Dictionary)
という意味で「(種類が違う)さまざまな〜」を表します。
- The leaflet is available in a variety of languages.
そのリーフレットはさまざまな言語のものがあります(さまざまな言語に対応しています) - I enjoy meeting a variety of people outside my culture.
自分の文化と異なるさまざまな人々と出会うのが楽しいです
また「種類が豊富」といった品揃えの良さ、豊かなバリエーションを英語で表すときには、”a wide variety of 〜” もとてもよく使われる表現です。
- We offer a wide variety of menu items.
当店はメニューが豊富です - We have a wide variety of courses to choose from.
さまざまな種類の講座からお選びいただけます
みたいな感じですね。
“variety” という単語のイメージは「変化に富んでいること」です。さまざまな種類を表すときや、同じグループの中にいくつかの違う種類があるときの「種類(品種)」を表すときによく使うので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
■「マスカット」は緑色のぶどうのこと?