“ready for”、ネイティブはこう使う!

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“ready” という単語を知らない人はほとんどいないと思います。日常生活でよく使う単語ですよね。

では、”I’m so ready for 〜” ってどんな意味になると思いますか?

今回はちょっと面白い “ready” の使い方を紹介します!

この記事の目次

“ready” の意味は「準備ができた」

“ready” の意味は?と聞かれたら、きっと多くの人が「準備ができた」と答えますよね。例えば、

  • (Are you) ready?
    準備はいい?
  • Dinner’s ready.
    夕食ができたよ
  • I’m ready to go.
    出かける準備はできてるよ
  • I only had 10 minutes to get ready.
    支度するのに10分しかなかったんだ
  • When you’re ready.
    準備ができたらいつでもどうぞ

みたいな感じですね。海外の飲食店でも、

  • Are you ready to order?
    ご注文はお決まりですか?
  • Your table’s ready.
    テーブルの準備ができました

のように “ready” はとってもよく耳にします。これらは “ready” の典型的な使い方ですよね。

Preparation

そんな中、先日こんなことがありました。友人宅に、海外に住むその友人の両親が数週間泊まりに来ていました。そしてその両親が帰っていった翌日に友人に「帰っちゃって寂しい?」と聞くと、

  • I was so ready for it.

と笑いながら言っていました。これってどんなニュアンスになると思いますか?

“(so) ready for 〜” で表す「待ちきれない」

友人が言った “I was so ready for it.” とは、直訳すると「私は準備万端だった」ですよね。

でも、そこから派生して「待ちに待っていた、待ち遠しかった」という意味でも使われるんです。試しに英英辞書を引いてみると、

be/feel ready for something; [spoken] to need or want something as soon as possible

ロングマン現代英英辞典

と書かれています。今すぐ何かを欲しているというニュアンスで「待ち遠しい、待ちきれない、今すぐにでも〜したい/〜が必要だ」みたいな意味になるんですね。

つまり、友人は「(両親が帰るのが)待ちきれなかった」と言っていたんです。話を聞いてみると、滞在が長すぎてもうウンザリ気味だったようです(笑)

この “be ready for 〜” は “be so ready for” という形で使われることも多く、

  • I’m so ready for the weekend.
    週末が待ちきれない、早く週末になってほしい
  • I’m so ready for winter to be over.
    冬が終わるのが待ち遠しい、早く冬が終わってほしい

のように言うこともあります。

『アナ雪』にも出てきた “I’m so ready for”

映画『Frozen(邦題:アナと雪の女王)』の中に出てくる『For the first time in forever(生まれて初めて)』という曲をご存知でしょうか?

姉のエルサの戴冠式のために、それまで長年閉ざされていお城の門が開けられ、ようやく外界と接触できるという特別な日の朝にアナが歌う曲です。

そして、この歌のサビ直前に「But wow, am I so ready for this change」という歌詞が出てきます↓

There’ll be actual real live people
It’ll be totally strange
But wow, am I so ready for this change

‘Cause for the first time in forever
There’ll be music, there’ll be light

この部分の動画はこちらです↓

ここでは “am I” が倒置になっていますが、”I’m so ready for this change”、つまり「この変化に準備万端だ→待ちきれない」というニュアンスになるんですね。

ちなみに、日本語バージョンではこの部分は「♪この時を夢見てた」と歌われています。”be ready for 〜” の直訳ではありませんが、ストーリーに合わせてニュアンスがとてもうまく表現されているなと思いました。

「待ちきれない」「今すぐにでも〜したい」

“ready” は物理的に「準備ができた」という意味でよく使うと思います。でも、それに縛られてしまうと、今回紹介した心理的な「準備は万端→待ちきれない、今すぐにでも〜したい」は思いつきにくいかもしれません。

この機会にぜひ覚えて使ってみてくださいね。

■「(楽しみで)待ちきれない、待ち遠しい」は以下のコラムでも紹介しています↓

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