名詞の “say” の意味とは?

“say” は「言う」という意味でよく知られた単語ですよね。

では、そんな “say” に名詞の意味があるって知っていましたか?

“have your say”、“have no say”、“have a say” など名詞の “say” を使ったフレーズとその意味を紹介します!

目次

“Your say” の意味とは?

ニュージーランドのホームセンターで買い物をした時、もらったレシートに “Your say…” と書かれたQRコードがありました↓

©️日刊英語ライフ

この “say” が名詞の “say” なのですが、これってどんな意味だと思いますか?

ヒントは、このQRコードをスキャンすると、買い物をした店舗の接客や品揃えなどのフィードバックを入力するページが出てきます。

この “say” とは「意見を言う権利発言する権利」という意味で、この場合の “Your say…” は「ご意見はこちら」みたいな感じです。

名詞の “say” の意味

上のような “say” の意味を英英辞書では、こんなふうに定義しています↓

(the right to give) an opinion about something

Cambridge Dictionary

この “say” がよく使われるフレーズはだいたい決まっていて、“have your say”、“have my/their say” のような、

have one’s say

という形です。これで「意見を言う機会を持つ」「発言する機会を持つ」という意味になります。何かに対して自分の言いたいことを述べる機会を持つ、というニュアンスです。

  • Let me have my say.
    私の意見を言わせて
  • Let me finish, you can have your say later.
    最後まで聞いて。あなたの意見を言う機会は後であるから

みたいな感じで使います。
上の写真に出てきたQRコードをスキャンしてフィードバックを送ってみたのですが、最後に、

  • Thanks for having your say.

と出てきました。この場合は「ご意見ありがとうございます」ぐらいの感じですかね。

“have a say”、“have no say” の意味とは

同じく名詞の “say” を使ったフレーズに、

have a say
have no say
have little say

というのもあります。これらは「(何かの)決定に関わる発言権がある/ない/ほとんどない」という意味で使われます。“say” なので「自分の意見を発言して決定に関わる権利」がある・ない・ほとんどないというニュアンスです。

例えば「(自分は発言する権利がないから)決定に関われないんだよね」と言うような場合には、

  • I have no say in that.

と言えます。他にも、

  • Employees should have a say in where they work.
    どこで働くのか従業員には発言権があるべきだ
  • Women had little say in who they married.
    女性は誰と結婚するか決定に関わる権利はほとんどなかった

のように使われます。

また、ニュージーランドでは自治体が政策を決定する前に、市民から広く意見を募ることがよくあるのですが(パブリックコメント)、そんな時には “have your say” がとてもよく使われます↓

“say” は動詞で使うことがほとんどですが、たまに今回紹介したような名詞の “say” が出てくるので、どこか頭の片隅に置いておくともいいかもしれません。

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