“idea” という単語、英語ではとてもよく使う単語です。
「アイデア」は日本語にもなっていますよね。例えば「いいアイデアだね」「それは彼のアイデアです」みたいに言います。
ところが英語の “idea” は、こんな「アイデア」とはちょっと違う意味でもよく使われるんです。
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「アイデア」ではない “idea” の意味
例えば、こないだ人とメールをしていたら、こんな文章が送られてきました↓
- Is it ok to message once I have an idea when I can get away.
この人は私の家に来る予定になっていたのですが「いつ家を出られるか “have an idea” したらメッセージしてもいい?」ということです。
こんな “have an idea” って「アイデアを持つ」と訳すとちょっと変ですよね。
実は、”idea” は「アイデア」以外にも「見当」とか「心当たり」「知っていること」「認識、理解」といった意味で「分かる」「知っている」を表すときに使われることも多いんです。
「見当」や「心当たり」を意味する “idea”
上の文章をもう一度見てみると、
- Is it ok to message once I have an idea when I can get away.
これはザックリ言うと「いつ家を出られるか分かったらメッセージしてもいい?」みたいな感じになります。
そして、この意味の “idea” でよく知られているのが、
- I have no idea.
です。「全然知らない、さっぱり分からない、見当もつかない」を表すときに使われます。
- What was Tom’s last name? −I have no idea.
「トムの名字って何だっけ?」「全く見当もつかないよ」
口語でよく使う “Do you have any idea 〜?”
この “idea” は口語で “Do you have any idea 〜?” という形で使われることも多いですよ。
これで「〜か分かる?」「心当たりはある?」という意味になります。
- Do you have any idea where she is?
彼女がどこにいるのか、心当たりはありませんか? - Do you have any idea how long it will take?
どれくらい時間がかかるか分かりますか(見当がつきますか)? - Do you have any idea why I’m here?
私が何でここにいるか分かる?
略して “Any idea 〜?” と言うこともありますが、意味は同じです。
ただし、”idea” が複数形の “ideas” になると、
- Do you have any ideas?
何かアイデアはある?
と、意味が変わってしまいますのでご注意を。