4月1日は「エイプリルフール」ですね。日本ではいろんな企業がこぞってエイプリルフールネタとして面白い噓の企画などを発表したりしますよね。
ニュージーランドでも同じように4月1日には噓で人々をひっかける、エイプリルフールの習慣があります。
そこで今回は「エイプリルフール」は英語で何て言うのか?を紹介します。
あわせて、”April fool” の意味や、エイプリルフールの「噓」や「嘘にひっかかる」を表す英語表現もお届けします!
「エイプリルフール」を英語で言うと?
「エイプリルフール」は英語で、
April Fools’ Day
April Fool’s Day
と言います。訳すと「April fool の日」です。
では、”April fool” ってどんな意味なのでしょうか?
英語の “April fool” の意味
“fool” という単語自体は「バカもの(stupid person)」という意味ですが、”April fool” には2つの意味があります。それは、
- エイプリルフールの嘘
- エイプリルフールの噓でひっかけられた人
です。また、引っかかった人に向かって「エイプリルフールだよ!」とばらす時に “April fool!” のような使い方もできます。
「嘘」の英語といえば “lie” が思い浮かびがちですが、”April lie” とは言いません。
そして、”April fool” には「エイプリルフールの嘘」という意味があるものの、人を面白おかしくひっかける「エイプリルフールの嘘」は、他にとてもよく使われる表現があるんです。
エイプリルフールの「噓」を表す単語
誰かをひっかける「エイプリルフールの嘘」は、こんな英語で表すことが多いです↓
- April Fools’ joke
- April Fools’ prank
- April Fools’ trick
- April Fools’ hoax
どれも、おどけた「悪ふざけ」「いたずら」といったニュアンスの単語ばかりです。
エイプリルフールの「噓」は人をかついで「ふざける・ひっかける」ためのものなので “lie” ではなく、これらの単語が使われているんですね。
“prank” や “trick” は「いたずら」という意味で、”hoax” は正しくないものを相手に本当だと信じさせるいたずらというニュアンスで、”prank” よりも重い単語です。「偽の爆破予告」を “bomb hoax” と呼んだりするので、笑えない “hoax” もあります。
↓ こういう、悪意のないイタズラは “prank” です。
噓に「ひっかかる」って何て言う?
エイプリルフールの噓に引っかかったことがある人はいませんか?
せっかくなので、そんな「ひっかかる」という英語表現も覚えてしまいましょう。
一番よく使われるのは “fall for” というフレーズです。英英辞書には、
to be tricked into believing something that is not true
(オックスフォード現代英英辞典)
と定義されていますが、まさに「だまされる」「かつがれる」という日本語にピッタリの表現です。
エイプリルフールの噓に引っかかってしまった人は、それを誰かに話す時には、
- I fell for an April Fools’ joke/prank.
のように言えますよ。
また反対に、噓で誰かを「ひっかけた」ことがある人もいるかもしれません。そんな「ひっかける」は、上に出てきた “prank” や “trick” を使って、
- Let’s play a prank on John!
ジョンをひっかけようぜ(いたずらしようぜ)! - We pulled an April Fool’s prank on John.
エイプリルフールでジョンをひっかけたよ - My husband played a trick on me.
旦那はいたずらで私をひっかけた
のように表すことができます。あるいは “set up a prank” という言い方もできますよ。
万が一うっかり引っかかってしまったら…
信じられないような話にうっかり引っかかってしまったら「マジで?」「本当に?」と英語で言うこともあるかもしれませんね。
そんな時に使えるフレーズはこちらで紹介しています↓
イギリスをはじめ、ニュージーランドやオーストラリアなどイギリス文化の影響を濃く受けている国では、噓をついて人をだますのは午前中だけ(正午まで)という習慣があるので、正午以降にエイプリルフールの噓でひっかけようとした人は、逆に “April fool!” と呼ばれてしまうかもしれません。ご注意ください。