クリスマスと言えば、サンタクロースですよね。英語で書くと “Santa Claus” です。
でも、本当の発音は「サンタクロース」ではないって知っていましたか?
「サンタクロース」の英語の発音は?
英語で書くと “Santa Claus”。カタカナ読みの「サンタクロース」でも、文脈次第で十分通じると思います。
でも、実際の正しい発音は、
アメリカ英語 /ˈsæn.t̬ə ˌklɑːz/
イギリス英語 /ˈsæn.tə ˌklɔːz/
なんです。最後の部分に注目してください。「ズ」と濁ります。ただ、最後にアクセントがあるわけではないので「ズ」は強調されません。
私はずっと「サンタクロース」だと思っていたのですが、ニュージーランドに来てから周りのネイティブが “Santa Claus” と言っているのを聞いて「何か違うな…」と感じました。すると、このクリスマスソングで決定的に気付いたんです↓
“Santa Claus” の発音は「サンタクローズ」
敢えてカタカナで書いてみると「サンタクローズィズ カーミン トゥ タウン」と歌っていますよね。
もちろん実際の発音は「サンタ」ではなく「サ」はサとセの間みたいな音ですが、ポイントは「サンタクローズィズ」と濁ることです。
アリアナ・グランデとマイケル・ブーブレも「サンタクローズィズ」と歌っています↓
「サンタクロース」だと通じない、ということはないですが、知らなかった方はちょっと意識してみてくださいね。
サンタクロースは別名 “Father Christmas”
サンタクロースはイギリスでは、
Father Christmas
と呼ばれます。辞書にもたいてい、
[US] Santa Claus
[UK] Father Christmas
と書かれていて、イギリスの子どもの絵本を見ていると、本当に “Father Christmas” という呼び方が出てきます。
ニュージーランドはイギリス英語の影響が強いものの、サンタクロースの呼び方に関しては、
- Santa
- Santa Claus
の方が圧倒的によく使われているかなと思います。アメリカナイズされて来ているのかもしれません。
そして、”Santa Claus” や “Father Christmas” 以外にも、
- Saint Nicholas
- Saint Nick
- Kris Kringle
もサンタクロースを表すときに出てくる表現です。”Saint Nick” は、マライアキャリーのあの名曲にも出てきますよね↓
“I won’t make a list and send it to the North Pole for Saint Nick” と歌っています。
また、日本ではあまり見かけないですが、サンタには奥さんがいて “Mrs Claus” という名前で絵本なんかにもよく登場しますよ。
■クリスマス関連の英語コラムはこちら↓