「みかん」は英語でなんて言う?

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冬の果物といえば「みかん」ですよね。

私は昔、冬になると、段ボールに入ったみかんを買ってもらって食べるのがとても楽しみでした。

そんな「みかん」ですが、ニュージーランドに来てから「みかんって英語でなんて言うんだろう?」と疑問に思ったことがありました。

では、ここで問題です。「みかん」は英語でなんて言うと思いますか?

この記事の目次

「みかん」を英語で言うと “orange”?

「みかん」は英語で “orange” だと思った方もいるかもしれませんね。

私も最初は “orange” かと思いました。「オレンジ」も「みかん」もオレンジ色の丸い果物で、大きなくくりで言うとほぼ同じです。

でも、厳密に言うと「みかん」と「オレンジ」は違うんです。

私は昔、ニュージーランドでみかんが食べたくなったので、スーパーに行って店員さんに “Excuse me. Do you have oranges?” と聞いたら「オレンジ」の売り場に案内されました。

そりゃそうですよね。”orange” は「オレンジ」です。「これじゃくて、小さいやつ」と当時のつたない英語力で説明したら、あっさり「ないよ」と言われました。

今考えてみると「これより小さいオレンジ」だと思われていたのかもしれません。ところがある時、スーパーのテレビCMで見かけたんです。

「みかん」は英語で “mandarin”、”satsuma”

そのテレビCMは、あるスーパーの「今週の目玉商品はこれ!」みたいなCMで、その中に「みかん」がありました。

そこで「みかん」が何と言われていたのかというと、”Satsuma mandarins” でした。「え?サツマ?日本語?」と思ったのですが、確かに私が探していた日本の「みかん」が映っていました。

英語で「みかん」は、

mandarin(s)

と呼ばれています。この “mandarin” にもいくつか種類があるのですが、その中でも種がなくて人気があるのが、

satsuma(s)
satsuma mandarin(s)

です。この “satsuma” とは日本で一般的なみかん「温州みかん」のことで、薩摩によって西洋にもたらされたことから、この名前がついたようです(Wikipediaより)。

“satsuma” はニュージーランドでも栽培されていて、海外へも多く輸出されています。アメリカやイギリスでも「温州みかん」品種は “satsuma” として販売されているようですよ。

“satsuma” 以外にも、”tangerine” や “clementine” といった “mandarin” の品種もあります。

みかんの「白い筋」は英語でなんて言う?

最後に一つ、豆知識を。

みかんの皮を剥くと、白い筋がついてきますよね。この白い筋は英語で何と言うと思いますか?

日本では、ラテン語由来の「アルベド(Albedo)」という名前が紹介されていたりしますが、私が英語のレシピなどで目にする限りでは、英語では、

pith

がよく使われていると思います(「アルベド」も間違いではないです)。

“pith” という単語に聞き覚えはありませんか?実は「皮」って英語でなんて言う?のコラムで登場しました。

オレンジの外皮と果実の間の「白いゴワッとした部分(わたの部分)」を “pith” と紹介しましたが、剥いたときに実にくっついてくる「白い筋」も含んで “pith” なんですね。

つまり “pith” とは、外皮と実の間にある白い組織のことを言うので、剥いたときに実にくっついてくる白い筋は “pith” の一部です。

なので「白い筋を全部取る」は “remove all the pith” と言えますね。

ただ、私の友人は “white stuff” と呼んでいたので、”pith” という単語を忘れたら “white stuff on an mandarin” などと言えば通じると思います(笑)

■「〜ってなんて言うの?」と英語名を聞きたいときに役立つフレーズはこちら!↓

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