基本の基本!”Excuse me” の使い方、おさらい

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“Excuse me.” ってとても基本的なフレーズですよね。

では、どんなふうに使っていますか?

実はいろんな場面で使われるので、今回は基本に戻って “Excuse me” の使い方をおさらいしてみたいと思います。

“Excuse me” と “sorry” の違いもあわせて紹介します!

この記事の目次

“Excuse me” の意味とは?

誰もが知っている “Excuse me” というフレーズ。
まずは、どんな意味なのかをおさらいしておきましょう。

“excuse” とは動詞で、

to forgive someone for doing something that is not seriously wrong, such as being rude or careless

ロングマン現代英英辞典

という意味なので、”excuse 〜” は「〜を容赦する、許す」になります。”Excuse me” は「私をご容赦ください」というニュアンスですね。

次は、どんなシチュエーションで使うのかを見てみましょう。

“Excuse me” の主な使い方6つ

“Excuse me” がよく使われるシチュエーションを6つに分けてみました。

6つって多いな…と感じた方、大丈夫です!6つを別々に暗記するのではなくて、上の辞書の定義にあったように【not seriously wrong】【being rude】【careless】という3つのポイントでイメージしておくことが大事です。

①人に話しかけるとき、声をかけるとき

道で他人に声をかけるときや、誰かと誰かが話しているところに割り込むなど、人の邪魔をして話しかけたり、人の注意を引くときに使います。

  • Excuse me, where’s the bathroom?
    すみません、トイレはどこですか?
  • Excuse me, but there’s a phone call for you.
    (邪魔をして)すみませんが、お電話が入ってます
  • Excuse me, sir.
    (知らない男性を丁寧に呼び止めるとき)すみません

②うっかり失礼なことをしたとき

うっかり他人の身体に当たったり、ぶつかってしまったときにも使います。

  • Oh, excuse me.
    あ、すみません

また、人前でくしゃみやゲップなどをしてしまったときにも使います。

  • Atishoo! Excuse me.
    ハクション!失礼

イギリス英語ではうっかりゲップやオナラをしてしまったときには “Pardon me.” が使われることも多いです。

③道をあけて欲しいとき

自分が通りたいところに人がいて通れない時など、道を通して欲しい時にも “Excuse me” です。そのシチュエーションでは “Excuse me” だけで言いたいことは十分通わります。

  • Excuse me (, can I come through please?)
    すみません(通してください)

また、人の前を横切って通りたい時にも “Excuse me” が使えます。日本語でも「すみません」って言いますよね。

④食事や会議などの途中で席を立つとき

誰かと同じ席に着いているときに、1人だけ中座するときにもマナーとして “Excuse me” と言います。「ちょっと失礼します」みたいな感じですね。

  • Excuse me (for a minute). I’ll be right back.
    すみません。すぐに戻ります

食事の途中でトイレに行きたくなった場合も、上のフレーズだけでOKです。わざわざ「トイレに…」と言わなくても伝わります。

また、誰かと一緒にいる時に携帯電話に出る場合にも “Excuse me.” と一声かけるといいですね。

⑤相手が言ったことを聞き返すとき

相手が何と言ったのか聞き取れなかったときにも “Excuse me?” と言えば、もう一度言ってくれます。

  • Excuse me?
    すみません、何と言いましたか?

イギリス英語では “Pardon?” が使われることも多く、”Sorry?” でも同じ意味になります。

⑥相手に異論を唱えるとき

「失礼ですが…」と異議を唱えたり、反論する時にも使われます。丁寧なニュアンスが出ます。

  • Excuse me, but that’s not quite right.
    失礼ですが、それは正しくありません
  • Excuse me, but I think you’re in my seat.
    失礼ですが、それは私の席だと思うのですが(あなた私の席に座ってますよ)

その他には、相手が失礼なことを言ったときに「何ですって?」や「は?今なんて言った?」みたいな使い方もありますが、大きく分けると上の6つになるかなと思います。

“excuse me” と “sorry” の違い

“Excuse me” と “sorry” はどちらも「すみません」と訳せてしまうので、その違いがイマイチ分かりにくいなぁ…と感じる人もいると思います。

sorry” を使うのは基本的に「心が痛んでいる」ときです。なので、悪いことをしたと思った時に、

  • I’m sorry.
    ごめんなさい

謝ったり、誰か大切な人を亡くした人に対して、

  • I’m sorry for your loss.
    ご愁傷様です

と声をかけるわけです。どちらのシチュエーションも心が痛んでますよね。

それに対して、”Excuse me” は心は痛んでません。冒頭にも書いたように「ご容赦ください」です。

自分が悪いことをした…と非を認めて詫びる「申し訳ありません」ではなく、ちょっとした「失礼します(しました)」というニュアンスなので、人に声をかけるときや道を通して欲しいときなんかに使うんですね。

人にぶつかったら必ず “Excuse me” を

今回紹介した “Excuse me” の使い方は、どれも本当に基本的なものなので「全部知ってたよ」という人も多いと思います。

ただ、上で紹介した6つの使い方のうち、ちょっと意識して使って欲しいなと私が思うものが1つあります。

それは②で紹介した、人の身体にうっかり当たってしまったり触れてしまった時の “Excuse me.” です。この “Excuse me” は海外では絶対に忘れてはいけません。

ニュージーランドに住んで私が感じたのは「他人の身体に触れる(当たる)ことにかなり敏感だな」ということです。

狭い場所を通るときでさえ無言で人をぐいっと押すのはもちろんのこと、身体に当たったのに何も言わないと白い目で見られます。

日本でも人の身体にぶつかったら「すみません」と言うのはマナーだと思うのですが、ギュウギュウ詰めの満員電車に慣れているせいか、ちょっと当たったぐらいでは何も言わない人も多いなと感じます。

でも、それは海外の人の感覚とはちょっと違うので、自分が海外に行った時には特に意識した方がいいと思います。

その場合は “sorry” でもいいかなと思います。アメリカでは自分に非がある時以外は絶対に “sorry” と言ってはいけないなんて話を聞いたことがありますが、ニュージーランドでは “Oh, sorry!” と言う人がとても多かったです。

英語が話せる・話せない以前の最低限のマナーとして身につけておきたいですね。

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