前回は “cold” の代わりに使える「寒い」の表現を5つ紹介しました。
今回は “cold” と比べてもっと寒いときに使える表現を紹介していきます。
中には日本語にはないちょっと面白い表現もあるので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
“cold” よりもっと寒い時に使える英語の表現5選
日本語だと「寒い」よりももっと寒い表現って意外とありませんよね。
「すごい寒い」とか「チョー寒い」など結局「寒い」を強調しているだけにすぎません。
ところが英語の場合、さまざまな言い回しがあるんです。
■ freezing
“freezing” は知ってる方も多い表現ですね。
「凍てつくように冷たい」状態をいいます。“freezing” は「極限の寒さ」という意味もあるので、“cold” と違って “very” や “a little” などの度合いを示す言葉と一緒に使うことはありません。
It was freezing in Ottawa in January.
オタワの1月は凍えるような寒さでした
■ brisk
“brisk” は前回紹介した “crisp” に近い意味を持つ言葉です。
“cold” 同様「寒い」のと同時に「爽快な」「活気づく」「心地いい」という意味が含まれます。
(天気予報で)Expect light rain with brisk winds on Monday.
月曜日は小雨が降り、冷たい心地のいい風が吹くでしょう
■ bitterly cold
“bitterly” の “bitter” は日本語にもなっている「苦い」の “bitter” ですが、“bitterly cold” というコロケーションになった場合は「ものすごく寒い」「とても寒い」という意味になります。“extremely cold” のニュアンスですね。
It’s bitterly cold in Tokyo right now.
東京は今とても寒いです
■ frosty
“frosty” は「霜」の “frost” が形容詞になったものです。
つまり「霜が降りるほど寒い」という意味です。
It has been calm and frosty with light snow for a few days.
ここ2-3日、穏やかでとても寒い、少し雪が降る日が続いています。
■ raw
最後に紹介するのは “raw” です。
“raw” と聞いたら「生の」「未調理の」という意味しか思い浮かばないかもしれませんね。
実は “raw” には「湿気があって寒い」という意味があります。
日本の冬といえば乾燥しているところが多いので、気温を “raw” という単語で表すことはあまりないかもしれませんが、国によっては「夏は高温低湿」「冬は低温多湿」なんていうところがあります。
そんなところで使う表現です。
It’s quite raw in winter in New Zealand.
ニュージーランドの冬は湿気が高く寒い
今日のまとめ
いかがだったでしょうか。前回とあわせて全部で10個の「寒い」にまつわる表現を紹介してきました。
全部を一気に覚えて使うのは難しいので気になる単語から少しずつ、今年の冬が終わる頃にある程度覚えられると良いですね。
前回のコラムはこちらからご覧いただけます!↓
相手を気遣う「寒くない?」の英語表現はこちら↓
お天気の様々な英語表現はこちらのコラムで紹介しています↓
繰り返しフレーズに触れて復習しましょう!
何かを覚えるとき、復習をすると学習効果がすごく高いそうです。
そこで、【1分英語】シリーズでは、「前回」「3話前」「10話前」に出てきたフレーズを穴埋め形式にして紹介していきます。
単語の最初の一文字目だけわかるようにしました。それと「 _ 」の数が単語の文字数になっています。なんだっけ…と思い出せないときはヒントとして使ってみてください。
前回からの出題
以下の5つの「寒い」の表現のニュアンスを思い出せますか?
cool、cold、chilly、nippy、crisp
答えは「Coldの代わりに使える「寒い」の表現5選」をご覧ください。
3話前からの出題
「うちの娘は家に帰るあいだずっとすねていた」を英語にしてみましょう。
My daughter kept p______ all the way home
答えは「サンタの歌にも登場「すねる」を英語でなんていう?をご覧ください
10話前からの出題
「これ温めますか?」を英語にしてみましょう。
Would you like it h_____ up?
「このパン(トースターで)焼きましょうか?」を英語にしてみましょう。
Would you like these bread t______?
答えは「shall Iを使わない「温めますか?」」をご覧ください。
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