“small” と “little”。同じような意味を持つ、ほとんどの人が知っているベーシックな単語ですよね。
では、この2つ、どうやって使い分けていますか?
ネイティブはどうやら、この “small” と “little” をある感覚で使い分けているようです。
“small” の意味と使い方
“small” の意味は?と聞かれたら、全員「小さい」と答えると思います。
ドリンクや洋服のサイズを「small/medium/large」と呼ぶように、サイズが単純に「小さい」を表す場合は “small” を使い、“little” は使いません。つまり、
物理的・客観的な「小さい」を表すのが “small”
です。例えば “a small car”、“a small town” というのはよく耳にすると思います。また他には、
- 規模が「小さい」例:small business
- 数・金額が「小さい(少ない)」例:small bill
- 重要度が「小さい(低い)」例:small talk
も “small” で表します。これらにも “little” は使いません。
“small” はサラッと行きますよ。では、次に “little” を見てみましょう。
“little” の意味と使い方
まずは、“little” を使った英語表現を思い浮かべてみてください。単語でもフレーズでも文でも、なんでもOKです。
どんなものを思い浮かべましたか?
例えば “little girl”、“little brother“、“cute little dog”、“a little (bit)”…など、これらは “small” ではなく “little” が使われる例です。
かなりザックリ言うと、“little” はこんな時によく使われます↓
- 年齢が「若い(幼い)」
- (かわいい・哀れみ・軽蔑などの)感情が入った 「小さい」
上の例で検証してみると、
- little girl:小さい(=年齢が低い)女の子
- little brother:年下の兄弟=弟
です。“younger brother” とも言えますが、”smaller brother” とは言いませんよね。
そして、2番の「感情が入った」と言うのが特徴的です。これはネイティブの英語の先生に聞いたのですが、“little” には “small” にはない【感情】を感じることが多いそうです。
確かに、“little” には「かわいくて小さい」というニュアンスを感じることが多いように思います。“little hands” はちっちゃくてかわいい手を想像するけど、“small hands” は単に「小さい手」という事実を述べている印象を受けます。
“little dog” も「かわいくて小さい犬」のイメージですが「小型犬」は “small dog (breeds)” のように言います。
また、“cute small dog” は一見問題なさそうですが、実は “cute” のような、その人の感情を込めた形容詞の後ろには “little” が来ることが圧倒的に多いんです。(「かわいい小型犬」という意味なら “cute small dog” でもOK)
さらに「子ども」のことを愛情や親しみを込めた言い方で “little one” ということも多いです。例えば、
- How’s your little one doing?
お子さんはどうしてる?元気? - How old is your little one?
お子さんは何歳?
みたいな感じです。この場合も “small one” とは言いません。
“small” と “little”、どう使い分ける?
“small” は物理的・客観的な小ささを表すのに対して、“little” はかわいいといった感情や主観が入る、というのは100%絶対ではないかもしれません。でも、そのイメージを持っておくのは悪くないと思います。
例えば「私の車は彼の車より小さい」を英語にしてみましょう。
- My car is smaller than his.
ですよね。“littler” とは言いません。何かと何かの物理的な大きさを比較しているので “smaller” なんです。でも、彼の車も小さい車だったら、
- He has such a cool little car.
と言えてしまうんですね。
また、友達にちょっとしたギフトを渡す時に「これ、つまらないものだけど」や「ちょっとしたものだけど」と言ったりしますよね。これも英語で言うと “little” を使って、
- Here’s a little something for you.
なんていうふうに言うんです。これも “little” がしっくりくる気がしませんか?
ここで “small” に変えると違和感があるなぁ…と感じられたら “small” と “little” の違いは感覚的につかめているのではないかと思います。
■イギリス英語では “little” の代わりに “wee” という単語もとてもよく使われます!↓












