Wikipediaでシンプルな英語を学ぶ

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皆さん、突然ですがウィキペディアはご存じですよね?

何か調べ物をする時に便利なウェブサイトです。私もよくお世話になっています。

では、ウィキペディアを英語で読んだことがある方はいらっしゃいますか?難しい単語ばかりで、読むのが大変じゃないですか?

実は、Wikipediaを英語で簡単に読む方法があるんです!

無料で英語力が上がってしまうかもしれない、今日はそんな耳寄りなお話です。

この記事の目次

英語版 Wikipedia

ウィキペディアは色々な事柄が多言語で解説されているので、言語を選んで読むことができます。

日本語で書かれている記事は90万本ほどですが、英語版はもっとスゴイです。
どれぐらいの記事の数だと思いますか?

正解は450万本です。さすが英語、圧倒的な情報量ですね。
そうなると、英語でしか解説されていない項目も出てくるので、英語でWikipediaを読む機会もあるかもしれません。

また、読者の方々の中には、英語力アップのためにWikipediaを敢えて英語で使っている方もいらっしゃると思います。
私も英語で読むことがありますが、たいていの場合、ページを見た瞬間にこう思ってしまいます。

『長い。英語が難しすぎる』と。

読む気が失せるほど長ーーいセンテンスと、たくさんの見慣れない単語たち。
辞書を引きながら読んでいると、とっても時間がかかる上に内容がなかなか頭に入ってきません。

『英語力アップのために読むにしてはちょっと難しすぎる・・・』という方に今日は朗報があります。

Wikipediaには「Simple English Wikipedia」というページがあるんです!

Simple English Wikipedia って何?

Wikipediaはページの左端で言語が選べるようになっていますよね。

英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、日本語、中国語、その他にも見たことの無い言語がずらりと並んでいます。

その言語オプションの一つに “Simple English” というのがあるんです。
その名の通り、シンプルな英語だけを使って記事が書かれています。

「シンプルって言ったって、どうせ難しいに決まってる」と疑う人にこそ見てもらいたいこのページ。
本当にシンプルな単語・文法しか使っていません。

そもそも、この “Simple English Wikipedia” は、子どもや英語を学ぶ大人のために作られたページなんです。

なんと驚くことに、たった850個のベーシックな単語しか使われていないんです!
850と聞くと多いような気がしますが、皆さんも知っている単語ばかりです。

一つ一つのセンテンスも短く簡潔で、文法もベーシックなものなんです。
簡単な単語を使いこなす大切さをここでも実感しますよね。

百聞は一見に如かず。試しに一つ見てみましょう

たまたま「レモン」という単語を思い付いたので、Wikipediaで調べてみました。
レモンを知らない人はいないと思うので、日本語のページの解説は省きますね。

まずは《通常の英語版》で “lemon” と入力してみます。
最初の部分はこう出てきました↓

The lemon (Citrus × limon) is a small evergreen tree native to Asia. The tree’s ellipsoidal yellow fruit is used for culinary and non-culinary purposes throughout the world, primarily for its juice, though the pulp and rind (zest) are also used in cooking and baking.

ellipsoidal なんていう単語、誰が『あー、長円面のっていう意味ね』ってなるんでしょうか?
(辞書で調べたのですが、綴りを正しく入力するのにも苦労しました・・・)

センテンスも長ーーいですよね。
こんな感じの文章で解説がまだまだ続きます。。。

Lemon

では、次に言語を《Simple English》に変えてみましょう。
通常の英語版の解説とどう違うんでしょうか?

The lemon is a small tree (Citrus limon) that is green even in the winter. It came from Asia, and is also the name of the tree’s oval-shaped yellow fruit. The fruit is used for cooking and other things in the world – usually for its juice.

どうですか?文章がすーっと頭の中に入ってきませんか?
一つ一つのセンテンスが短く簡潔で、使われている単語も簡単です。

通常のEnglish版と比べると、情報量が少なくなっている感は否めないものの、基本的に知りたい情報はキッチリおさえてあります。

どうやって英語学習に生かす?

この Simple English Wikipedia は「英語で読む」のにとても優れています。

「英語を読む」のと「英語で読む」のは違います。
何かを英語で理解するために英語を読むのが「英語で読む」ということです。


テキストの英語だけでなく、英語で書かれたまとまった文章を読みたいけど、英字新聞はハードルが高いし、洋書も難しいし・・・と何となく機会を逃している方はいませんか?

そんな方に、この Simple English Wikipedia はピッタリです。
テーマがハッキリしているので、集中して読み進めることができます。

簡単な単語・文法だからと言ってバカにしてはいけません。
一つの事柄を論理的で簡潔に、かつ限られたボキャブラリーの中でまとめるためには、表現力が要求されます。

基本の文法と自分が持っているボキャブラリーでいかに文章にするか、そこから学べることは多いですよね。

さっそく何か調べてみませんか?
Japan」の項目も読んでみるとなかなか興味深いですよ!

■英語を格段にレベルアップさせるためには、英英辞書を学習に取り入れることも大切です↓

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