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皆さん、”on” という単語にどんなイメージを持っていますか?
“on the table” や “on the wall” のように、何かの上に載っていたり、何かにくっついていたり、というイメージがありませんか?あるいは “put on” なども身につける感じですよね。
でも “on” には色んな意味があって「なんでそこで “on” なの?」というような使い方もあります。
今日は、そんな “on” の中から、会話によく出てきたり知っておくと便利な使い方のお話です。
「〜中です」「〜の状態です」
“on” は「〜の状態で」「〜して」「〜中」を表すことがあります。
例えば、よく知られている例では “I’m on my way to work(仕事場に向かってるところ)” や “A killer is on the loose(殺人犯が逃亡中)” という使い方もあります。
そして、この “on” の使い方で “on call” というのを耳にすることがあります。
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これはお医者さんや警察官がよく使う表現なのですが、どんな意味だと思いますか?
私は実際に、顔見知りの警察官が私服を着ていた時に「あれ?今日は休み?」と聞いたら “Yes, but I’m on call now” という返事が返ってきたことがあります。
もうだいたい分かりましたね。これは、
(of a person) able to be contacted in order to provide a professional service if necessary, but not formally on duty
という意味で「いつでも呼び出しに応じられる状態」ということです。
携帯電話が普及した今では、多くの人が常に “on call” な状態を強いられているような感じもしますよね。
「急なお知らせで」
例えば、会社の同僚が急に転勤に。あなたはできるだけたくさんの人に声をかけて送別会を企画するとします。
送別会当日、来てくれた人たちに「急なお知らせにも関わらず、今日は来てくれてありがとう!」と挨拶するとしましょう。
でも、このような「直前の/急なお知らせ」って英語で何て言えばいいんでしょうか?
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© Verb1der
これらは「お知らせ = notice」を使って “short notice” という表現がよく使われます。直訳すると「短い知らせ」ですが、直前のギリギリなお知らせというニュアンスになります。
そして「急なお知らせにも関わらず来てくれてありがとう」と言う時にも “on” が活躍します。
“on” と “short notice” を使って “Thank you for coming on such short notice” でOKです。イギリス英語の場合は “on” の代わりに “at” が使われることも多いです。
写真を撮る時によく使う “on”
次の “on” は、写真を撮る時や何人かで力を合わせて一斉に何かをする時などによく登場します。
例えば、写真を撮る時に「3つ数えますよー。3・2・1」と、シャッターを切るタイミングを伝えることがありますよね。
また、重いものを何人かで押したりする時も「1・2・3で押すよ」と、押すタイミングを皆んなに知らせたりします。
こんな時にも “on” が活躍するんです。
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「3つ数えたら」は “on the count of three” と表現し、「1・2・3で押すよ」は “Let’s push on the count of three” や “On three” などと言います。逆に「3・2・1で押すよ」は「1で押す」ので “On one” と言ったりします。
「その通り!」「まさに正しい」
誰かが言ったことを、まさに正しいというニュアンスで「それ、本当にその通り」と言うことってありますよね。
そんな「その通り」や「まさに正しい」を英語で言う表現って、どんなものが思い付きますか?
“exactly” などが思い浮かぶと思いますが、ニュージーランドでは違う言い方を耳にすることもあります。
それが “on” を使った “spot on” という表現です。
例えば、ある映画を見た後に雑誌に載っているレビューを読んで「まさにその通り」というような場合は “The review of the movie is spot on” というふうに使います。
また、誰かにもらったアドバイス通りにしたら上手くいった場合なども “Your advice was spot on!” などと言います。
今回は “on” を使った表現を集めてみましたが、他にもまだたくさんあると思います。他にもよく使う表現で「こんなのあるよ!」というものがあれば、ぜひご連絡下さい!今後のコラムで紹介していきたいと思います。
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