【日付・時間の前置詞】in、at、on の違い・使い分けまとめ

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前置詞をきちんと使い分けるのって大変だなと、誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか?英語学習の永遠のテーマなんじゃないかと思うほど、どこまででも付いてきます。

その中でも【日付や時間】を表す “in/at/on” は混乱しがちですよね。

「1月に」「5月5日に」「月曜日に」「5時に」「午前中に」「正午に」「月末に」「春に」「1990年代に」「誕生日に」「クリスマスに」…これらの前置詞をサッと使い分けられますか?

完全保存版としていろんなパターンをまとめてみました!

この記事の目次

日本人にはややこしい前置詞

前置詞って何でこんなにややこしいんでしょうか?

日本語では「1月」「12時」「5月5日」と、どれも「に」を使って表せます。なのに、英語ではそれぞれ違う前置詞を使います。

それが全く親しみが湧かない大きな理由のような気がしてなりません。

誰でも最初は大混乱ですが、日常的にとってもよく使う表現なので、完璧にマスターしてしまいましょう!

日付(日・月・年・曜日)・時間の前置詞【まとめ】

まずはザックリと一覧にまとめてみました。サッと見たい方はこちらを参考にしてください。

  • 日付→ on
  • 日→ on
  • 月→ in
  • 年→ in
  • 曜日→ on
  • 時間(時刻)→ at*
  • 季節→ in

とても大まかにまとめると、これらはこんな特徴で使い分けられます↓

in:時間的な幅が大きい
at:ピンポイントの時間、もしくは時間の幅が狭い
on:曜日・特定の日付

これだけだとちょっとイメージしづらかったり、例外もあったりするので、ここから先は “in”、”at”、”on” に分けて詳しく見ていきましょう。

「月・年・季節・時間帯」は “in”

“in/at/on” の3つの中でも “in” は「時間的な幅」がある場合に使うので比較的イメージしやすいです。例えば、

“in” は「月・年・季節」などを表す

というルールがあります。具体的には、

  • in October
  • in 2020
  • in the mid 1990s:1990年代半ば
  • in (the) winter

のように、これらは全て “in” を使います。他には、

時間帯を表す「午前中・午後」も “in” で表す

というのも大事なポイントです。

  • in the morning:午前中に
  • in the afternoon:午後に
  • in the evening*:夜に
    *おおよそ午後6時〜9時ぐらいを指す

上のような「月・年・季節」はどれも時間に幅がありますよね。「午前・午後に・夜に」も時間的な幅や広がりがある「時間帯」を表すので “in” です。

それに比べて、もっと短い期間や特定の時を表す場合には “at” や “on” を使います。分かってるような気がして、実はこの二つは結構クセものです。

「時間(時刻)」は “at” が基本

“at” は “in” よりももっと限定された、ピンポイントな時間を表す時に使います。

ピンポイントな「時間(時刻)」を表すのは “at”

「〜時に会いましょう」のような「〜時に」は “at” です。「時間=at」これは日常生活で本当によく使うので絶対に覚えておきましょう。

  • at five:5時に
  • at 12 o’clock:12時に
  • at 8 in the morning:午前8時に

そして “at” は、上のように具体的な数字で表す「〜時」以外にも、一日のある時点をピンポイントに表すこんな場合にも使われます↓

  • at noon/midday:正午に(昼の12時に)
  • at midnight:夜の12時に
  • at dawn:夜明けに
  • at sunset:日没時に

さて、ここからが英語学習者を悩ませるところです。”at” はピンポイントな時間・時刻を表すのが基本ですが、そうとは限らない場合もあります。例えば、

  • at night:夜に
  • at lunchtime:お昼時間に*
    *一般的な昼食時間帯、のニュアンス
  • at the end of the month:今月末に
  • at this time of year:この時期に(は)

これらは時間的な幅を感じるので “at” のイメージとピタっと一致しないですよね。「なんで?」と文句を言いたくなりますが、一定のルールだけでは説明しきれない例外や慣習的な部分があったりすることも、外国語を習得する上で大変なところです。もうこれらは地道に一つずつ覚えるしかありません!

具体的な「日付・曜日」は “on”

「5月5日に」のような日付を表す時は迷わず “on” を選びましょう。

特定の「日付」を表すのは “on”

これは絶対的なルールです。「○月○日」もしくは「○日」ときたら “on” で決まりです。

  • on 5 May *イギリス英語式
  • on May 5 *アメリカ英語式
  • on 7th:7日に

また、数字で表す具体的な日付以外でも「特定される日」なら “on” で表します。

  • on New Year’s Day:元旦に
  • on my birthday:私の誕生日に
  • on our wedding anniversary:結婚記念日に

そして、もう一つ “on” で表す定番は「曜日」です。

曜日」は “on” で表す

曜日の表現もとっても頻繁に使うので「on 曜日」は何度も口に出して覚えましょう。

  • on Saturday
  • on Monday morning:月曜日の朝(午前中)に
  • on a weekday:平日に

ただ、”last/next/this/every” などの単語が付く場合は、前置詞は必要ありません。基本のおさらいになりますが、うっかり間違えやすいポイントです。

  • on last Sunday
  • on this Sunday
  • on next Saturday
  • on every Monday

“on Christmas” と “at Christmas”、”in Christmas” の違い

では、ここで問題です。「クリスマスに会おうね」は、

  1. I’ll see you on Christmas.
  2. I’ll see you at Christmas
  3. I’ll see you in Christmas.

のどれが正しいのでしょうか?

これは1と2の “on Christmas” もしくは “at Christmas” が正解です。”in Christmas” とは言いません。

ただ、1と2では意味が違います。”on Christmas” は “on Christmas Day” という意味で「12月25日」に限定されます(実際に “on Christmas Day” と言うことの方が多いかもしれません)。

それに対して “at Christmas” は “at Christmas time” つまり「クリスマスの時期に」というニュアンスになるので、12月25日には限定されません。

英語ってほんとにややこしいですが、ここでも “on” は「限定された日」のイメージが掴めているとスッキリ理解できるのではないかと思います。

さらにややこしいことに「クリスマスに」は “for Christmas” で表す場合もあって、ますます頭が痛くなりますが、こちらについては以下のコラムを参照してみてください↓

基本を復習したい方はこちらもどうぞ!

今回紹介した内容は日常的によく使う基本的な表現なので、きっちり押さえておきたいですね。

以下のコラムでは、会話でよく出てくるその他の基本的な表現を分かりやすく紹介しているので、ちょっと不安だな…という方はぜひ読んでみてください!

■「◯日前」などを表す “ago、back、before” の違い↓

■間違えやすい「今日は何日?」「今日は何曜日?」を表す表現↓

■「おととい」と「あさって」の英語表現はこちら↓

■「30分」「1時間半」「2時間半」を英語で言うと?実は “thirty minutes” はあまり使われません↓

■場所を表す前置詞 “in、at、on” の使い分けはこちらで紹介しています↓

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