「恥ずかしい」を英語で言うと?

転んだのを人に見られたり、うっかり変なことを言ってしまって「恥ずかしい…」と思ったことはありませんか?

あるいは、人前で歌ったり話したり、カラオケで歌ったりするのも人によっては「恥ずかしい」と感じるかもしれません。

小さな子が知らない人に対して恥ずかしがることもあれば、テストでカンニングするのも悪いことであり「恥ずかしい」ことでもあります。

日本語の「恥ずかしい」は色んなニュアンスで使えますが、英語で「恥ずかしい」はどう言うのでしょうか?

目次

“ashamed” で表す「恥ずかしい」

私が真っ先に思い出す、学校で習った「恥ずかしい」という英語表現は、

be ashamed of 〜

です。呪文のように唱えて丸暗記した記憶がありますが、この「恥ずかしい」は私の個人的な印象で言うと、日常ではあまり使わないような気がします。

なぜなら、“ashamed” にはこんな意味があるからです。

feeling shame or guilt

The Britannica Dictionary

恥や罪といった、かなり強い言葉が並んでいます。

学校の授業で単に「恥ずかしい」という意味で習った “ashamed” は、実はかなり重い単語で「道徳的に間違ったことをして恥ずかしいと思う気持ち」を表します。

例えば、テストでカンニングをしたことを「恥ずかしい」と思っているなら、

  • I’m ashamed.
    恥ずかしいです

です。また、誰かが道徳的に恥ずべきことをした時には、

  • You should be ashamed of yourself.
    恥を知りなさい(恥を知れ)

のように使うこともあります。

“embarrassed” で表す「恥ずかしい」

日常生活で一番よく使うのは、“ashamed” ではなくて、赤面するような「恥ずかしい」ではないでしょうか。

人がたくさんいる所で転んだり、何か失敗をしたときや人前で歌うなど、日常のちょっとした人の目を気にした「恥ずかしい」には、

embarrassed

という単語がピッタリです。これは “embarrass” という動詞から来ていて「(人)に恥ずかしい思いをさせる、当惑させる」という意味なので、“be embarrassed” で「恥ずかしい(思いをする)」となります。

例えば「みんなの前でつまずいて転んでとても恥ずかしかった」と言いたい場合は、

  • I was so embarrassed when I tripped and fell in front of everyone.

となります。

逆に「恥ずかしい事」を主語に持ってくる場合には、

  • It’s embarrassing to sing in front of strangers.
    知らない人の前で歌うのは恥ずかしい

のように “embarrassing” になります。この “I’m embarrassed” と “It’s embarrassing” の使い分け方は、“I’m excited” と “It’s exciting” の使い分けと同じですね。

  • I’m so embarrassed.
  • I was embarrassed.
  • It’s embarrassing.
  • That’s embarrassing.
  • How embarrassing!

などは日常生活で使う機会も多く、よく耳にしますよ。

また「気まずい」というニュアンスが入った「恥ずかしい」は “awkward” で表すこともあります。

例えば、知り合いにめちゃくちゃ似ている別人に間違えて手を振ってしまったような場合には、

  • I felt really awkward.
  • It was awkward.

のように言うことができます。

“shy” で表す「恥ずかしい」もある

他にも、小さい子どもが知らない人に対してモジモジするような、人と話したりするのが「恥ずかしい」という性格を表す場合には、お馴染みの、

shy

が使われます。

  • My daughter is really shy.
    娘はとても恥ずかしがり屋です
  • He is shy with/around new people.
    彼は初対面の人に人見知りします
  • She is shy with/around strangers.
    彼女は知らない人に人見知りします

みたいな感じですね。大人が「シャイ」は別の表現を使うことも多いので、以下のコラムを参考にしてみて下さい↓

ついでに覚えたい “blush”

誰かに褒められたりしたときに照れて恥ずかしいことってありますよね。そんな、照れや恥ずかしさから来る「顔が赤くなる」という表現もついでに覚えてしまいましょう!

「赤くなる」なので、そのまま表現すると “become red” と言いたくなりますが、実は照れて赤くなる時にピッタリな表現があるんです。それは、

blush

です。「顔を赤らめる」「赤面する」という意味で、照れたときや恥ずかしいときに使われます。

  • She blushed when he praised her.
    彼が褒めたら彼女は赤くなった
  • Why are you blushing?
    なに赤くなってるの?
  • You’re blushing!
    顔が赤くなってるよー!
  • You are making me blush.
    照れるじゃん

といった感じです。この “blush” は形容詞ではなく動詞なので注意して下さいね。

ちなみに、歯ブラシなどの「ブラシ」は “brush” なので、ちょっとスペルが違いますよ。

今回はいろんな「恥ずかしい」を紹介しましたが、場面に合わせて使い分けてみてください!

■“ashamed” によく似た単語の “shame” は別の意味で会話によく登場します↓

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