ニュージーランドで、周りのネイティブからよく耳にするフレーズがあります。
それが、”Where are you based?” です。
初めて知り合った人によく聞かれることの多い、このフレーズ。
どんな意味だと思いますか?
“Where are you based?” の意味とは?
“base” を英英辞書で調べてみると、こんなことが書いてあります↓
if you are based somewhere, you have it as your main office or place of work, or the place where you live
(Macmillan Dictionary)
ビジネスをしている場所だったり、働いている場所、住んでる場所などの「生活・活動の拠点」を表すのが、
be based in+場所
なんですね。
つまり、”Where are you based?” で「生活・活動の拠点はどこですか?」という意味になります。
“Where are you based?” の使い方
“Where are you based?” が「ビジネスの本拠地、働いている場所、住んでいる場所」のどれを表すかは、会話の流れによって判断します。
- Where’s your company based? −We’re based in Nagoya.
会社の本拠地はどこですか?−名古屋です - Where are you based?−In Tokyo.
活動拠点はどこですか?−東京です - I’m based in London but constantly travelling abroad for work.
私はロンドンが拠点ですが、仕事でしょっちゅう海外に行ってます
「どこに住んでるの?」によく使われる
そして、私がよく耳にする “Where are you based?” は、単に「どこに住んでいるのですか?」と尋ねる時です。
ビジネスの場でもなく、新しく知り合った人から、
- Where are you based?
- Whereabouts are you based?
と聞かれることがあるのですが、この場合はざっくりと “Where do you live?” のニュアンスなので、”Yokohama” や “I live in Osaka” みたいに住んでいる場所を言えばOKです。
もちろん “I’m based in Osaka” でもOKですし、日本に住んでいることを相手が知らない場合には “I’m based/ I live in Japan” でもいいですね。
“Where do you live?” が使われないということではありませんが、場合によっては「住所を教えて」のようなパーソナルな部分に踏み込んだ印象を与えることもあります。
“Where are you based?” で聞くと「生活拠点はどこ?」という、オブラートに包んだ直接的でない表現になるんですね。
どこらへんに住んでいるのかを聞きたいけど、ストレートすぎて失礼に思われたら嫌だな…というような時には、”Where are you based?” を使ってみてくださいね!
■「出身地」や「〜生まれ…育ち」を表す英語表現は、こちら↓