ネイティブがよく使う “be around” の意味とは?

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“How long have you been around?” というフレーズを耳にしたことはありますか?

実はこれ、ネイティブがよく使うなぁと私が感じるフレーズの1つで、以前働いていたニュージーランドの宿泊施設でもお客さんに言われたことが何度かあります。

ポイントは “around” の意味ですね。

今回は、知っておくと便利な “be around” と “has/have been around” の意味と使い方を紹介します!

この記事の目次

“around” には「存在している」という意味がある

“around” と言えば「〜の周りに」「〜の近くに」「およそ」「〜のあちこちに」など、たくさんの意味がありますよね。

そして、副詞でこんな意味もあるんです↓

existing(ロングマン現代英英辞典)
present in a place(オックスフォード現代英英辞典)

つまり、”be around” で「存在している」「ある場所にいる/ある」という意味で使われることも多いんです。例えば、

  • Is Tom around?
    トムはいますか?
  • There was no one around.
    そこには誰もいなかった
  • I won’t be around next week. I’ll be in L.A. on holiday.
    来週はこの辺りにいないんです。休暇でロサンゼルスにいます

みたいな感じですね。では、冒頭に出てきた、

  • How long have you been around?

ってどんな意味になると思いますか?

“How long have you been around?” の意味

この文章には現在完了の “have been around” が使われていますよね。なので、ニュアンス的には「前からずっと存在している」ということになります。

それを “How long?” と聞いているので、直訳すると「あなたはどれぐらいずっと存在しているのですか?」という意味ですね。

これはどんな時によく使うかというと、例えばショップや飲食店などで「このお店はオープンしてどれぐらいなの?」「いつからこのお店はあるんですか?」と尋ねるような場合です。

ニュージーランドではお客さんと店員さんがおしゃべりすることはごく普通なので、

  • How long have you been around? −We opened in December 2012.
    「ここはいつから営業してるんですか?」「2012年の12月にオープンしました」

みたいな感じで会話が始まることがよくあります。

初めて入ったお店で気に入ったところがあると「ここっていつからあるんですか?」って聞いたりしませんか?そんな時に使えるフレーズです。

“has/have been around” の使い方いろいろ

“have been around” をお店やビジネスの話で使う場合は、こんなふうに使われるのをよく耳にします↓

  • The cafe has been around for a long time.
    そのカフェは昔からずっとあるよ
  • We‘ve been around since 1980.
    私たちは1980年から営業しています
  • This place has been around for over 20 years.
    ここは20年以上も前からずっとあります

さらに、お店やビジネス以外にも、単純に何かが「ずっと存在している」という意味でも使います↓

  • The TV show has been around for quite some time.
    そのテレビ番組は結構前からあるよ
  • The word selfie has been around for a while.
    「selfie(自撮り)」という言葉はしばらく前から存在している
  • Kombucha is a relatively new trend, but it‘s actually been around for about 2000 years.
    コンブチャ(紅茶キノコ)は比較的新しいトレンドだけど、実際には約2000年も前からずっとある

みたいな感じですね。

ぜひ覚えたい “be around”、”has/have been around”

「昔からある」「ずっとある」「結構前からあるよ」「オープンしてどのくらい?」などは日常で何気なく使う表現ですよね。

私は、この副詞の “around” の使い方をニュージーランドに来て初めて知りましたが、周りのネイティブスピーカーたちは本当によく使っています。

難しい単語を使っているわけでもなくシンプルな表現だけに、知らないと意味が分かりにくいかもしれませんが、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!

“around” を使ったフレーズ

以下のコラムでは “around” を使ったフレーズを紹介しているので、参考にしてみてください。

■インフルエンザが「流行る」など、病気が「流行る」は “go around” で表します↓

■「去年の今頃」「だいたいこの時期、この時間」も “around” がよく使われます↓

■「人見知りをする」も “around” を使って表せるんです↓

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