“OK Boomer(OK ブーマー)” ってどんな意味?

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最近、若者の間で爆発的に流行っているフレーズがあります。

それが今回取り上げる “OK Boomer(オッケーブーマー)” です。見たり聞いたりしたことはありますか?

スラングですが、ここ数日は世界のニュースメディアも賑わせている “OK Boomer” の意味と使い方を紹介します!

この記事の目次

“boomer” の意味とは?

まずは “boomer” の意味から見てみましょう。

“boomer” とは “baby boomer” を略した言い方で、その “baby boomer” とは「ベビーブームのときに生まれたの人」という意味です。

念のため英英辞書を確認しておくと、

a person born during a baby boom, especially after the Second World War
(オックスフォード現代英英辞典)

となっています。1946年から1964年生まれの人という定義もありますが、日本で言う「団塊の世代」の最初のほうの人のことですね。複数なら “baby boomers” です。

では、直訳すると「オッケー、ベビーブーム世代の人」となる “OK Boomer” ってどんな意味なのでしょうか?

speech bubble

“OK boomer” の意味と使い方

“OK boomer.” はここ最近、TikTokを通じてティーンエイジャー・若者世代に爆発的に広まっているフレーズで、主に年配の人から古い考えを押し付けられた時に使います。

例えば、説教くさいことや若者を見下すようなウザいことを言われたとき、若者世代の意見を理解しようともせず古い発言をする相手に、冷ややかに「ハイハイ」とあしらったり、軽く受け流すといったニュアンスです。

新しい考え・変化に対応できない人を小バカにしたり嘲笑う意味合いも込められていて、ベビーブーム世代の人にだけではなく、古い考えの30代以上の人に対しても使うそうです(汗)

「今時の若者は…」「自分が若い頃は〜だったのに」「○○はこういうものなんだ」と古い考えを言い出したら、”OK Boomer” と一言で返すみたいな感じですね。

世代間の考え方の違いみたいなものはいつの時代もあると思いますが、この “OK Boomer” がティーンエイジャーに共感を呼んでいる背景として、気候変動問題を始めとした上の世代からの負の遺産やそれに対する年配世代の無自覚さがあるようです。

それに対して、ティーンエイジャー・若者世代が「もうたくさんだ」と声を上げはじめていて、その流れの中で “OK Boomer” も波に乗って爆発的に広がっているようです。

そんな “OK boomer” ブームの中、ニュージーランドの議会で先日こんなことがありました。

25歳の議員が気候変動問題関連法案のスピーチ中に、横槍を入れてきた年配の議員に対して “OK boomer” の一言だけさらっと返して、自分のスピーチを続けました。
(”OK boomer” は0:30あたりです↓)

“OK boomer” が今話題のフレーズなだけあって、このニュースはニュージーランドのメディアだけではなくGuardianやBBC、CNN、New York TimesやTimeなど世界の様々なメディアで取り上げられました。

私は自分で “OK Boomer” を使う機会はないだろうなぁと思いつつも、今後使われる機会がもっと増えるかもしれないなと思って今回のコラムで取り上げてみました。

■同じく私は使いませんが、ネットでとてもよく使われる “Karen” の意味はこちら↓

いろんな「世代」を英語で

世代の話が出てきたので、最後に「世代」の英語表現を。

日本では「団塊の世代」「バブル世代」「ゆとり世代」みたいな「○○世代」という世代のくくりがありますが、英語でもこういった表現があります。

よく使われるものを挙げてみると、

  • Silent Generation:1928 − 1945年生まれ
  • Baby Boomers:1946 − 1964年生まれ
  • Gen X(Generation X):1965 − 1980年生まれ
  • Gen Y(Generation Y)または Millennials:1981 − 1996年生まれ
  • Gen Z(Generation Z):1997 − 2000年代前半生まれ

年は分け方によって微妙に前後することがありますが、ザックリ言うと大体こんな感じです。”OK Boomer” はGen  Z(Z世代)から爆発的に広まったフレーズだそうですよ。

世代間の違いを比較するときによく出てくるので参考にしてみてくださいね。

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