相手が何か素晴らしいことをした時に英語で褒めようとして、何て言ったらいいのか困ったことはありませんか?
私はニュージーランドで生活を始めて最初の頃はボキャブラリーもさることながら、こんな時にはこんなフレーズがよく使われる、というのも全くわかっていませんでした。
今回紹介する「(相手がしたことを)褒める表現、称賛する表現」もその一つです。
いろんな表現・フレーズがあるのですが、今回は先日起きた羽田空港での飛行機の衝突事故の報道に対して、客室乗務員を称賛する英語表現がいろいろと目に留まったので、その中から個人的に「これはよく使うかも」と感じたものをいくつかピックアップして紹介したいと思います。
褒める・称賛する英語表現① Well done!
先日の事故では、乗客全員を無事に避難させた客室乗務員を称賛する「よくやった!」「素晴らしい!」というような褒め言葉をよく目にしました。
これらはとってもシンプルに言うと、
Well done!
で表現できます。文字通り「よくやった!」ということですね。
相手に直接言うのではなく、SNSなどにコメントするような場合には、後ろに人の名前を入れることも多いです。今回のJALの件で言うと、
- Well done, JAL!
- Well done, team!
- Well done to the crew!
みたいな感じですね。
褒める・称賛する英語表現② Great job!
「よくやった!」の英語表現と言えば “Good job!” を思い浮かべる人も多いと思います。
“Good job!” はわりとニュートラルなテンションなので、もっと「すごい!」「素晴らしい!」のニュアンスを強調して称賛したい場合には、
Great job!
Awesome job!
Amazing job!
Incredible job!
Fantastic job!
Excellent job!
などがよく使われます。シンプルな表現ですが、形容詞を入れ替えるだけで “Good job!” のワンパターンから脱出できるので、覚えておくと便利です。”Great work!” なんかもよく使います。
これも “Awesome job, crew!” のように、後ろに人の名前や「誰」を入れることができますよ。
褒める・称賛する英語表現③ kudos to 〜, hats off to 〜
最後は、誰かを褒め称える時に使うフレーズを2つ紹介します。
kudos to 〜
hats off to 〜
“kudos to 〜 (for …)”
まず1つ目の “kudos to 〜” は例えば、こんなふうに使います。
- Kudos to the crew.
“kudos” とは「称賛」という意味の名詞で、”kudos to 人” で「(人)を称賛する、(人)に賛辞を贈る」といったニュアンスになります。このフレーズは誰かがしたことを称えたり、敬意を表す時に使われます。
後ろに “for …” を付けると「…に対して」を表すことができます。例えば今回のJALの件で言うと、
- Kudos to the crew for getting everyone out safely.
みたいな感じですね。もっと強調したい場合は “Huge kudos to 〜” なんかもよく使われますよ。
“kudos” の読み方はイギリス英語で /ˈkjuː.dɒs/、アメリカ英語で /ˈkuː.dɑːs/ です。
“hats off to 〜 (for …)”
2つ目の “hats off to 〜” も「〜」の部分には「人」が入ります。
これは直訳すると「(人)に脱帽する」ですよね。そこから派生して「(人)を称える、敬意を表す」というニュアンスで使われるフレーズです。賞賛に値することをした人に対して、
- Hats off to the cabin crew.
のように使う感じです。直接相手に言う場合には “Hats off to you!” とも言います。これも後ろに “for …” を入れると、何に対してなのかを表すことができますよ。
誰かを褒め称える表現はいろいろあるので、今回紹介した中で使えそうだなと思ったものがあればぜひ使ってみてくださいね!
■”I’m proud of you.” も「よくやったね」「すごい!」と褒める時に使うフレーズです。詳しくはこちら↓