「しっくりこない」「しっくりくる」どちらも日常生活で使う表現ですよね。
先日、こんな事がありました。
デザインの案を見せられて「どう?」と意見を求められた時に、私はなんだか「しっくりこない」と感じたんです。なので「ここはこうしたらどうかな?」と言うと、早速変更したデザインを見せてくれました。
それを見て「うん、こっちの方がしっくりくる」と言ったのですが、こんな「しっくりくる」「しっくりこない」って英語でどう言えばいいのでしょうか?
「しっくりこない」を英語で言うと?
「しっくりくる」「しっくりこない」を英語で表すにはいろんな表現があると思います。
その中で、私がニュージーランドに住んでネイティブと会話をする中から「へー!その単語を使うんだ!」と学んだ表現があります。
その単語が、”right” です。
これを使って「しっくりこない」を英語で言うと、
It doesn’t feel right.
と言えるんです。
これで「しっくりこない」とか「なんか違う気がする」という意味になります。
“〜 doesn’t feel right” で表す「しっくりこない」
主語は “I” ではなく「しっくりこない物、状況」です。それが “not feel right” なので「〜は正しい感じがしない→違う感じがする」というのがそのままの意味です。
“It doesn’t feel right.” 以外にも、
- It doesn’t feel right to me.
私にはしっくりこない - It doesn’t feel quite right.
それはなんかしっくりこない - It just doesn’t feel right.
どうしてもしっくりこない - Something doesn’t feel right.
何かがしっくりこない - It didn’t feel right.
それはしっくりこなかった
など、他にも主語を変えるといろんな表現が作れますが、いずれにしても “〜 doesn’t feel right” で「しっくりこない」とか「なんか違う気がする」を表せるんです。
言葉ではうまく表せないけど「なんかしっくりこない」の他にも、モラル的に「なんか違う(間違っている)気がする」にも使われます。
「しっくりくる」「しっくりきた」を英語で言うと?
“not feel right” が「しっくりこない」なので、反対の「しっくりくる」は否定を取ればOKです。
- It feels right (to me).
それはしっくりきます - This feels right.
これはしっくりきます
冒頭に出てきたような、最初はしっくりきていなかったけど、何かを変更したり改善したりして「これならしっくりくる」「しっくりきた」のようなシチュエーションでは、
- Now it feels right.
- Yes! This feels right.
みたいも言えると思います。他にも二つのものを比較して「こっちの方がしっくりくる」なら、
- This one feels more right to me.
と表現してもいいかもしれません。
“feel right” は否定形で「しっくりこない」を表すことが多い印象がありますが、うまく言葉で表せない感覚的なことを表現したい時に便利なので、ぜひ使ってみてくださいね。
■主語が「人」ではない “feel” は実はとってもよく使われるんです。この “feel” の使い方は以下のコラムで詳しく紹介しているので、合わせてご覧ください↓