“a/an” と “one” の違いとは?

「1つの」や「1」を表す時に使う “a/an” と “one“。
では、以下の二つの文にはどんな違いがあると思いますか?

  1. I have a daughter.
  2. I have one daughter.

もしかしたら、普段はあまり意識しないかもしれない “a” と “one” の微妙な違いと使い分けをおさらいしてみましょう!

目次

“a/an” と “one” は基本的には同じ

冒頭に出てきた2つの文をもう一度登場させてみましょう。

  1. I have a daughter.
  2. I have one daughter.

どちらも「娘が1人いる」という事実は同じです。
“a” も “one” も「1つの」だから、どっちでもいいんじゃない?と思いますよね。

でも、この2つの文それぞれが表していることは、実はちょっとだけ違うんです。
では、1と2の文の違いは一体何なのでしょうか?

“a/an” と “one” の微妙な違い

実は “a/an” と “one” にはこんな違いがあります↓

a/an+名詞 →「名詞=何」にスポットライトが当たっている
one+名詞 →「1つの=数」にスポットライトが当たっている

つまり、1の “I have a daughter.” は「がいること」にスポットライトが当たっているんですね。それが1人だということです。

それに対して2の “I have one daughter.” では「1人いること」にスポットライトが当たります。それが娘だと言っているんですね。
これは、“How many kids do you have?” と聞かれて “I have one.” と答える感覚と同じで、数にポイントを置いた表現になります。

「1」「1つの」は基本 “a” で表す

では、なぜこんな違いが出てくるのでしょうか?それは、

特に何でもない「1つの〜」は “a/an+名詞” で表すのが普通だから

です。“a/an” は敢えて難しい言い方をすれば不定冠詞と呼ばれたりしますが、「1つの〜」を表す時は基本的にこれが使われます。
なので、そこを敢えて “one” で表すと「1つ」という数を強調した言い方になります。

これをAdvanced English Grammar in Useでは、こんなふうに解説しています↓

We use one rather than a/an if we want to emphasise that we are talking about only one thing or person rather than two or more:

上の例で言うと、“How many kids do you have?” に対して「娘が一人と息子が二人」と答える時に、

  • I have one daughter and two sons.

と答えたりしますが、これも「1」と「2」という数を意識して表現しているからなんですね。

同じように、お店で食べ物や飲み物を同時にいくつか注文するような場合にも “one” が登場します。

  • Can I have one latte and two cappuccinos, please?
    ラテを1つと、カプチーノを2つください

みたいな感じです。この場合、“a latte” も全く問題なく使えますが、“one latte” と言うことで、数をより正確に伝えているニュアンスになります。

one

「1ドル」は英語で “one dollar”?それとも “a dollar”?

また、数字の「1」にもちょっと注意が必要です。

私はニュージーランドに住み始めた頃は数字の「1」はだいたい “one” で読んでいたのですが、周りのネイティブはそうは言っていないことに気付いて衝撃を受けました。

例えば「100」は “a hundred” と読まれることが多く、「1ドル」は “a dollar”「1時間」も “one hour” ではなく “an hour” と言うことがとても多いです。

もちろん “one” でも間違いではありませんが、その場合は「1」ということを少し強調したニュアンスになります。
これもAdvanced English Grammar in Useでは、

Using one gives a little more emphasis to the length of time, quantity, amount, etc.:
・He weighs one hundred and twenty kilos!(using one emphasises the wight more than using a)

と解説されています(ただし、フォーマルな場面では “one hundred” のように “one” が使われます)。

“a/an” と “one” を特に区別せずに使っていたという方は、少し意識して使い分けてみてくださいね!

■意外と間違えやすい “a” と “an” の使い分け。“one-way street” と “NBA player” の前には “a/an” のどちらが付く?

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