相手の名前を聞いたのに忘れてしまった…
どんな仕事をしているのか、前に聞いたけど思い出せないなぁ…
ということってありませんか?私はあります(笑)初めて会った時に話した内容を2回目に会った時にすっかり忘れている、なんていうことはよくあります。
そこで今回は、前に聞いたことを思い出せなくて「〜だっけ?」「〜でしたっけ?」ともう一度たずねる時に使えるカジュアルな表現を紹介したいと思います!
「お名前、何でしたっけ?」を英語で
私は人の名前を覚えることが苦手です。
日本の名前なら大丈夫なのですが、日本語以外の名前になった途端、急に覚えられなくなります。
でも、以前にも紹介しましたが、欧米の人は “Hi John” や “Thank you, Lisa” のように会話の端々で相手の名前を呼ぶ習慣があるので、相手の名前を忘れてしまうと結構気まずいんです。
もう一度教えてもらいたい時には、日本語なら「すみません。お名前、何でしたっけ?」なんていうふうに聞きますよね。
これを英語では、こんなふうに言うことがよくあります↓
- Sorry, what was your name again?
ここで注目したいのは、文末の “again” です。
“again” で表す「〜だっけ?」「〜でしたっけ?」
“again” は普通、”one more time” という意味でよく使われますよね。
例えば、相手が言ったことが聞き取れなかったら “Can you say that again?” と言ったりします。
それに対して、先ほど紹介した “What was your name again?” の “again” は、英英辞書ではこんなふうに定義されています↓
used when you ask somebody to tell you something or repeat something that you think they have told you already
(オックスフォード現代英英辞典)
すでに聞いたことをもう一度教えてもらいたい時に使うんですね。こんな場合、日本語では「〜だっけ?」「〜だったっけ?」と言いますよね。
例えば、以前に会ったことのある人に再び会った時に「この人の職業、前に聞いたけど何だったっけ…?」と思い出せなかったら、
- What do you do again?
と聞くことができるんですね。
また、以前に聞いたかあやふやな場合や、単に何かを思い出せない場合にも使われます。
- Where do you live again?
どこに住んでるんだっけ? - What do you call it in English again?
- What is that called in English again?
あれ、英語で何て言うんだっけ? - How old is your daughter again?
娘さん何歳だっけ?
のような感じですね。カジュアルな表現ですが、いろんな文章の語尾に付けるだけという便利さから、普段の会話でとてもよく耳にする表現です。
“did you say” を使った「〜だったっけ?」
前に聞いたけど思い出せないことをもう一度相尋ねたい場合には、”did you say” を真ん中に挟んだ、こんな言い方もよく耳にします↓
- What did you say your name was/is?
- What did you say you do/did for a living?
- Where did you say you live/lived?
- How old did you say your daughter was/is?
“did you say” を挟むことで「〜って言ってたっけ?」というニュアンスが出ます。
この場合、”did you say” の後ろの語順が【主語→述語動詞】になることに注意してくださいね。
現在も変わらない事や性質を表す場合には時制の一致を必ずしもしなくてもいいので、後ろの動詞は現在形でいいのですが、実際には過去形も使われています。
また、これらの文章の最後にも “again” をくっつけることがありますよ。
聞き返すことって結構大切
英語が聞き取れなかった時だけでなく、前に聞いたことを忘れてしまった場合にも、きちんと聞き返すことって大事です。
私にも経験がありますが、分かっているフリをするとその場はしのげますが、後でだんだん会話についていけなくなってきます。
後になればなるほど聞き返しにくくなるので、分からなかったらその場で素直に聞くのが一番ですね。「聞き返したら悪いなぁ…」と自分は思っていても、相手は意外と気にしなかったりするものですよ。
そんな時に今回紹介した表現が役に立てばいいなと思います。
また、会話で相手の言っていることが聞き取れなかった場合には以下のコラムで紹介しているフレーズ・テクニックも使ってみてくださいね↓