「参加は任意です」
「マスクの着用は任意です」
「携帯電話番号(任意)」
こんな「任意」って英語でどう言うのでしょうか?
書き言葉でよく使われる表現と、話し言葉でよく使う表現を紹介します!
「〜は任意です」を英語で言うと?
「〜は任意です」「〜するのは任意です」を表すときによく目にする英単語は、
optional
です。日本で言う「オプショナル・ツアー」のような「オプショナル」は「追加で」とか「別料金で」といった意味合いが強いように思うのですが、英語の “optional” の意味は、
If something is optional, you can choose if you want to do it, pay it, buy it, etc.:
(Cambridge Dictionary)
なので「〜するかしないかは選べる」といったニュアンスです。
“optional” で表す「任意の」
「任意です」を “optional” を使って表すと、
- 〜 is optional.
という形になることが多いです。
- Attendance/Participation is optional.
出席/参加は任意です - Mask wearing is optional.
- Face masks are optional.
マスクの着用は任意です - Jackets are required, but ties are optional.
ジャケットは必須ですが、ネクタイはなくてもいいです - Dressing up in Halloween costumes is optional.
ハロウィンの仮装は任意です - You can provide your name and email so that we can contact you, but this is completely optional.
こちらから連絡できるよう、お名前とメールアドレスをお知らせいただいてもいいですが、これは完全に任意です - You can add a touch of sugar, but it’s optional.
(料理レシピで)少量の砂糖を加えたければ加えてもいいです
以前、学校の保護者用にLINEグループのようなものができた時に「参加は任意です」というお知らせが来たのですが、そこには、
- It’s totally optional if you want to join or not.
参加するかどうかは完全に任意です
と書かれていました。
そして、名前やメールアドレスなどの個人情報を書類に記入したり、オンラインの画面で入力する際の「任意」の項目にも、
- Mobile number (optional)
携帯電話番号(任意)
のように “optional” が使われます。反対に「必須(項目)」に “Required (fields)” もしくは “Mandatory (fields)” と書かれていることもありますよ。
「〜するのは任意です」は口語で?
“〜 is optional” は口語でも使われなくはないですが、どちらかと言うと書き言葉でよく使われます。
普段の会話ではこれよりも、
don’t have to 〜
の方が断然よく使われます。
“have to 〜” が「〜しなければいけない」なので、”don’t have to 〜” で「〜しなければいけないことはない」という意味になります。これは「(〜してもいいけど)〜する必要はないですよ、別にしなくてもいいですよ」というニュアンスなので「任意です」を表せるんですね。
例えば「マスクの着用は任意です」は、
- You don’t have to wear a mask.
と言えます。また「ネクタイはなくてもいいです(任意です)」も、
- You don’t have to wear a tie.
のように動詞の “wear” を補ってあげると簡単に言えてしまいますね。
あるいは、”don’t have to 〜” と “optional” を同時に使うこともあります。
- You don’t have to create an account to place an order. It’s optional.
注文をするのにアカウントを作る必要はありません。任意です。
「任意」という直訳にこだわらないで、”You can choose if you want to 〜” のように「〜したいかどうかは選べます」と言ってもいいですね。