“sorry” だけじゃない!”My apologies” で表す「すみません」

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「BBCパパ」と言えばピンとくる人もいるかと思いますが、その「BBCパパ」が今度は家族全員でBBCのインタビューに出演して、子育て家庭での在宅勤務の大変さを語ったことが最近話題になっていましたね。

事の発端は「BBCパパ」こと、大学教授のロバート・ケリーさんが韓国の自宅の仕事場からSkypeを使ってBBCの生放送に出演していたら、子どもが乱入してきてしまったという珍事件でした。

今回はそのときの映像から「すみません」を表す “My apologies” を取りあげます。

実はとてもよく使われる “My apologies”、今回はその使い方をしっかりマスターしましょう!

この記事の目次

“sorry” を使わない「すみません」

まずは、話題になった動画をもう一度見てみましょう。

動画はBBCニュースです。釜山大学の教授であるロバート・ケリーさんが韓国の朴槿恵大統領の弾劾についてスタジオのキャスターと生中継で話しているというとってもシリアスな場面です。

電車の中や会社など、爆笑できない環境で見ている人は気をつけてくださいね。笑いがこらえられない可能性があります。

20秒あたりから「すみません」という表現がいくつか出てきましたね。

今回は、2つ目に出てきた “My apologies” の使い方を詳しく紹介したいと思います。

(”Pardon me” については以下のコラムで紹介しています↓)

“My apologies” で表す「申し訳ありません」

この “My apologies” というフレーズ、耳にしたことはありますか?

「謝罪する」という意味の動詞に “apologise(アメリカ英語:apologize)” がありますが、その名詞が “apology(複数形:apologies)” です。

つまり “My apologies” は「お詫びします」「すみません」「申し訳ありません」と言うような場面で使われる表現なんですね。丁寧でフォーマルな感じなので、特にビジネスで登場する機会が多いです。

“apology” の意味を英英辞書で見てみると、

a word or statement saying sorry for something that has been done wrong or that causes a problem
(オックスフォード現代英英辞典)

となっていますが、ここで1つ大きな注意点があります。

この「お詫びします」「すみません」「申し訳ありません」といった “I’m sorry” の意味で使う場合には、必ず “My apologies” のように複数形になるんです。

  • My apologies. I seem to have misplaced the book you lent me.
    申し訳ありません。お借りした本をなくしたようなんです
  • My apologies for the delay in replying to your email.
    メールの返信が遅くなりすみません

のような感じですね。さらに、

  • Please accept our (sincere) apologies for any inconvenience caused.
    ご不便をおかけし(心より)お詫び申し上げます

はとても丁寧でフォーマルな表現なので、ビジネスのメールや手紙で好んで使われます。

“My apologies” と “My apology” の違い

“I’m sorry” の意味で使う時には必ず複数形の “My apologies” になると紹介しましたが、”apology” 自体は単数形で使われることもあります。

でも、これは少し意味が違ってくるんです。
複数形ではない “apology” は「謝罪」という意味になり、こちらは、

  • I owe you an apology.
    あなたに謝らないといけません
  • I received a letter of apology from the company.
    その会社から謝罪の手紙が届いた

のように使われます。

“my apologies” と “my apology” は間違えやすいので注意してくださいね。
“I’m sorry” を言い換えたのが “My apologies” で、「謝罪」ということ自体を指すのが “(my) apology” です。

どうして複数形になるの?と疑問に思った方は、こちらのコラムもどうぞ↓

英語の謝罪表現にはいろいろある

今回紹介した “My apologies” は、友達とのカジュアルな日常会話で使うことはほとんどないと思います。

でも、仕事で取引先へのメールの返信が遅れたりした時にはよく使われるので、覚えておくと “I’m sorry” のワンパターンから抜け出せますね。

その他にも、謝る場面で役立つ表現はこちらでも紹介していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください!↓



■今回のコラムで登場した “misplace” もビジネスでよく使われる単語です↓

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